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DVD 白鳥の湖(英国ロイヤル)

白鳥の湖 全4幕 ダウエル版 [DVD] [Import]

英国ロイヤル・バレエ団 / Opus Alte



演目:白鳥の湖(ダウエル版)
カンパニー:英国ロイヤルバレエ
ダンサー:マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス
収録:2009年

最近のアクセス解析によると、バレエのDVDを検索して
このブログにたどり着いてくださる方も少しいるみたいで嬉しいです。

白鳥の湖比較プロジェクト第4弾、英国ロイヤル。
上のDVD紹介には「ダウエル版」と書いてありますが、ダウエルというのはプロデューサーの名前で
DVD自体に付いている解説書には、振付はプティパ、イワノフとなっているので
オーソドックスな原振付にかなり近いものみたいです。
(追加振付はフレデリック・アシュトン、デヴィッド・ビントレー)

主役のヌニェスは、すでに「眠れる森の美女」のリラの精と、「ジゼル」のミルタを見ていて
リラの精はあまり踊らないので、第一印象は笑顔が松野明美に似てるなと思っただけで
その次にミルタを見て踊りが上手いのは分かったけど
顔が大きく、体型もがっしりしてて足も長くないから繊細なイメージはないし
スワンとしてどうなのかな?と思ってたけど、すごく表現力があって素敵でした。
技術力が高いのは言うまでもないし。

すごく性格の良さそうな顔立ちだし、ちょっと黒鳥は迫力がない感じもしたけど
32回転の時に、軸足のトウの位置がほとんどずれてなかったのが素晴らしかった。

あと、特典映像のインタビューで髪を下ろしてたのがすごく可愛くて
性格の良さそうな笑顔やスペイン語訛りの英語も可愛いし、一気に好感度が上がりました。

ティアゴ・ソアレスは今まで観た王子役の中で一番格好良かった!
ABTの中南米出身のダンサーは陽気な感じが強すぎて悲劇が似合わないと思ったけど
ヌニェスとソアレスは悲壮感を上手く表現していて、何も違和感がありませんでした。

第1幕のパドトロワで崔由姫さんが出てて
顔立ちとプロポーションも綺麗だし、踊り方も柔らかくてすごく素敵でした。
正直、海外で有名な日本人バレエダンサーは顔が残念な人が多いけど
崔さんは美人だと思います。

あと王子の友人役で蔵健太さんも出てて、身長も白人ダンサーに劣らないし
ジゼルを観た時にも格好良いなと思いました。

コールドの衣装がジゼルみたいなロマンティックチュチュで、色もベージュっぽいし
頭の飾りもいつもの羽根っぽいやつじゃなくて、白鳥感が全然なかったのは残念・・・
そのせいなのか、第2幕ではあまりコールドの圧倒感がなかったけど
美しいことは美しいし、4羽の白鳥もすごく揃ってました。

第4幕では、マリインスキーと同じように黒鳥もコールドに混じってたけど
胸元は白鳥と同じベージュで、腰のあたりはグレー、ロマンティックチュチュだけ黒という素敵な衣装だったので
マリインスキーの時みたいに、混ざってても画的に汚い感じはなかったです。
でもやっぱりスワンに見えない・・・

悪魔は、今までで一番重くて暑そうな衣装だったのと
第3幕でモヒカンみたいな髪型で登場したのが印象的でしたw

そういえば、道化が出てこなかったけど
プティパ、イワノフの原振付には道化はいるのかいないのか
どっちなんでしょう??
このバージョンは道化がいない分、王子の友人達の出番が多かった。
あと、家庭教師はオーケストラの指揮者みたいな普通のタキシードで地味な感じでした。

エンディングは、オデットと王子が湖に身投げをして
その後、悪魔が白鳥達に取り囲まれて倒されて(?)
オデットと王子がゴンドラみたいなやつに乗って、あの世で結ばれて終わり。
ゴンドラの部分が、俯瞰からの撮影のみだったのでよく見えなくて残念でした。

悪魔が勝利して王子が無念を噛み締めて終わるバージョンも好きだけど
これもマリインスキーのハッピーエンド版よりはいいですね。

白鳥の湖比較プロジェクトは、次のミラノ・スカラ座でいったん終わりです。
でもまだまだDVD集めていきたいなー。
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by amica_bambina | 2011-08-14 19:26 | クラシックバレエ
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