カテゴリ:Films "A"( 17 )

Antichrist

邦題:アンチクライスト

やっぱりラース・フォン・トリアーの映画は難解!
なんでここまで?という感じ。

かと言って、最悪だとか観るんじゃなかったとまでは思わない。
ただ、観たところで何の得もしないなぁとは思う。

それにしてもモザイクが入り過ぎてた。
でもモザイクが入ってなかったら、もっとしんどかったに違いない。
[PR]
by amica_bambina | 2012-10-05 21:44 | Films "A"

The Artist

a0003632_2220123.jpg
[邦題:アーティスト]


フランスのAmazonでDVDをフライングゲットしそうになったほど待ちに待った映画。
メイキングやインタビューがフランス語だったらどうしようもないのでDVDは諦めて
本当に日本公開をひたすら待ちました。
桜の開花なんかよりも、この映画の公開だけを心待ちにしてました。

観た結果、「どっちか選べ」と言われたら私はミッドナイト・イン・パリを取るけど
でもこれは本当に、映画好きが絶対に観るべき映画です。
むしろ、映画がすごく好きじゃなければ観ても良さは分からないかもなと思います。


全編LAで撮影したらしいし、セリフ(俳優がしゃべるのではなく字で出てくる)もクレジットも英語だし
フランス映画感は一切なく、いかにもハリウッド黄金期のアメリカ映画っぽく作ってあって
フランス人がなぜここまでアメリカを持ち上げるのかと最初は思ったけど、逆でした。

一見すごくきれいな、ストーリーはシンプル過ぎるくらいシンプルな映画だけど
その実態は、アメリカ人の鼻を明かしとことん打ちのめすかのような内容。
今のアメリカ人には絶対作れないであろう映画で、ちょっと「ざまあ見ろ」と思いましたw
たぶんフランス人全員そう思ってるだろうけど。

現代のハリウッド映画のあり方に警鐘を鳴らしてるというか、私の毒舌で言うと
「もういい加減CGばっかりにお金かけて中身のない映画作るの止めたら?」と言ってるように見えました。
そんなキツイ言い方では全然ないんだけど
これを観たアメリカの映画業界人はきっとグサッと来て「恐れ入りましたごめんなさい」と思っただろうなぁ。
というか、思わないと本当の映画人じゃないと思う。

「昔はこんな良い映画作れてたでしょ?」とか
「ほらこんなシンプルな作り方でも、ちゃんとハラハラして笑って泣けて感動したでしょ?」みたいな
いろんな声なき声が聞こえてきたけど、それが決して偉そうな上から目線じゃなくて
どっちかと言うと退化を嘆いてたりとか、「また頑張ろう!」と言ってるようなイメージ。

こういうメッセージは、映画への愛がなくて映画偏差値が低い人は気づかないのかも知れません。
日本人の一般客がどれだけ気づけるのかは疑問に思いました。


主演がなぜジャン・デュジャルダンじゃないとダメだったか、
なぜオスカーまで取れたのかは、あの笑顔を見たらすごく納得が行く。
偉そうに説教するどころか、むしろ媚売ってるんじゃないかと言わんばかりの破格の笑顔で
人間の良さが滲み出てて、その笑顔だけで人を泣かせる力がありました。

ベレニス・ベジョは昔の人っぽくなくて現代的な顔だけど
レイチェル・マクアダムスみたいな天使系ベビーフェイスで、めちゃくちゃ可愛い!
ファッションも髪型も可愛かったけど、本当に本人の魅力がすごく際立ってました。
あと、ジョン・グッドマンもすごく良い味出してた。いつも通り。

プロデューサーと監督の受賞スピーチを見たら
この人達がどれだけ善良な気持ちで、真剣に映画への情熱を持って作ったかはすぐ分かるので
だからこそ拝金主義のアメリカ人を打ちのめす力があったと思うし、観てて気持ち良かった。
エンディングも効果的だったなー。


ヒューゴじゃなくてこの映画が勝ったからには、まだハリウッドにも希望があるのかも知れない。
映画の良い時代を知ってるアカデミー会員の年寄り達は
別に今のハリウッド映画を良く思ってないんでしょうね、やっぱり。

ちなみに日本語字幕は戸田奈津子並みに結構ひどくて
フランス語訳をものすごい昔からやってる人がつけたみたいだけど
別にフランス語はこの映画に関係ないのに、大人の理由で大御所を雇った感じがします。
セリフの字(英語)が出てる時間が短くて、全部読む前に消えてしまうので英語を読む人は要注意!
[PR]
by amica_bambina | 2012-04-09 00:58 | Films "A"

Annie Hall

a0003632_14185444.jpg
[邦題:アニー・ホール]

Midnight in Parisがすごく面白かったので
ウッディ・アレンの過去の名作を観てみたくなって借りてきました。

登場人物がカメラ目線で観客に向かって話しかけたり
男女が会話してるシーンで、お互い頭の中で考えてることが字幕で出たり
自分の過去の回想シーンに今の自分が登場したり
後の映画やテレビドラマへ与えた影響が大きいことはよく分かった。

私はまだ生まれてなかったけど、もし公開当時にこれを観ていたら好きになったかも知れない。
でもそういう演出に慣れてしまった今、2011年に初めて観ても
特に素晴らしい感じはせず、なんでアカデミー作品賞まで獲れたのかな?という感じでした。

会話はすごくwittyで笑ったし、脚本賞受賞は納得です。
でもアメリカのカルチャーをあまり知らない日本人が観たらどうなんだろう。
ちゃんと面白さが伝わるのかな?

あとエンディングは、すっきりしてて良かったです。
[PR]
by amica_bambina | 2011-08-10 14:34 | Films "A"

American Beauty

a0003632_16512100.jpg
[邦題:アメリカンビューティー]

もう何回も観てるのに、書いたことはなかったらしい。
最近久々に観てみました。

登場人物は全員不幸で、バカらしい行動ばかり取ったりしてるのに
自分の分身のような気がするというか・・・
こういう人達はどこにでもいて、人生を嫌いながらもがいて生きてるんだと思う。

でも気づかないところに人生の意外な美しさがあったり
逆に、一見キレイに見えるものが実はそうでなかったりという真理を
よくこんな変なストーリーの中で表現したよなーという
面白くもあり、悲しくもある映画。

脚本が面白いのはもちろん、俳優陣もみんないいし
イギリス人監督のセンスもいいし、照明や撮り方もいいです。
音楽もいい。
10年以上経った今観ても、何回観ても、非の打ち所がないです。

この映画はアカデミー賞などいろんな賞を独占しましたが、
同じ年にマルコビッチの穴とか、シックスセンスがあって
すごい激戦な年だったんだな~と今になってしみじみ思います。

余談だけど、シックスセンスは主演がブルース・ウィリスじゃなくて
なおかつ、アメリカンビューティーと年がかぶってなかったら
作品賞や脚本賞を取れたかも知れない・・・とちょっと思う。
[PR]
by amica_bambina | 2011-02-14 17:22 | Films "A"

Adventureland

a0003632_23173047.jpg
[邦題:アドベンチャーランドへようこそ]


1987年、いろんな理由で夏休みの間だけ遊園地で働く若者達の映画。
でも特に中身のないC級くらいなコメディーでした。

80年代感はけっこう出てたけど、クリステン・スチュワートだけが
どうしてもトライライトのイメージが強いし、髪形も今の感じだったので
全然80年代の人に見えないところが残念。
でもああいう暗めな美人顔が好きで、とりあえず見とれてしまう。

エクリプスももうすぐ公開!!
[PR]
by amica_bambina | 2010-10-23 23:21 | Films "A"

Away from Her

a0003632_19365264.jpg
[邦題:アウェイ・フロム・ハー 君を想う]


久々の更新。
映画館には頻繁に行ってるしDVDも観てるんですが、
なんかツイッターで短い感想書いて終わり!ってしてしまってました。

この映画は、「死ぬまでにしたい10のこと」主演のサラ・ポーリーの脚本・監督作。
若い女優さんがこういう地味なテーマで映画を撮ろうとする辺り
ハリウッド女優とは感覚が違って格好いいなーと思う。

45年連れ添った妻がアルツハイマー気味になってきて
介護施設に入ることに決めて、規則で30日間面会禁止になって
30日後に会いに行ったら、自分のことは結構忘れられてて
他の入居者の男性と仲良くなっていたというショッキングな感じの内容。

ほぼ高齢者しか出てこないし、地味~な映画なんですが
まぁまぁ面白かったかなー。
何度も観ようとは思わないけど。

老いることとか、配偶者がアルツハイマーにかかったら・・・っていう葛藤が
けっこう怖いというか、痛々しかったです。

あと、この年齢になっても性生活があるのが
ちょっと違和感があったかな・・・
[PR]
by amica_bambina | 2010-10-19 19:42 | Films "A"

All About My Mother

a0003632_1450211.jpg
[邦題:オール・アバウト・マイ・マザー]

ツタヤで100円なので借りてみたけど、100円で良かった・・・
途中までは面白かったけど、最後の方はだから何?的な感じでした。
やっぱりスペイン映画はあまり合わない気がするけど、同じ監督ならVolverの方が好きかな。
[PR]
by amica_bambina | 2009-08-23 14:51 | Films "A"

American Teen

a0003632_2210478.jpg
[邦題:アメリカン・ティーン]

面白かったー!!
アメリカ中西部の普通の高校の様子を1年間追ったドキュメンタリーで
5人の生徒の悩みや不安が軸となっています。

アメリカの高校は、いろんな映画で描かれているように階級制度的なものが厳しくて
スポーツが得意・成績が良い・ルックスが良い・金持ちなどの目立つ生徒がトップに君臨して
それらに憧れる中レベルの生徒がいっぱいいて、
下層部にはオタク系、変わり者のアート系などがいるというのは、いまやWikipediaにすら載っています。
そして上→下へのいじめもかなり激しい。

私も自分が高校生の頃から、アメリカの高校におけるこの残酷なまでの階級制度にはかなり興味があって
色んなティーン映画を観てきたけど、ドキュメンタリーは初めてで、とても興味深かった。
このドキュメンタリーが主に伝えることは、単に階級問題ではなくて
どんなグループに属する生徒も同じように悩みながら生きている1人の人間だということ。

「ノートルダム大学へ入れ」とか「都会に1人で住むなんてダメ」とか
「バスケの推薦で大学に入れなかったら軍隊に入れ。学費を払う余裕はうちにない」とか
そういう親からのプレッシャーや、恋愛・友情での深刻な悩みを抱えながらみんな生きていて
さらに校内では、グループ内で浮かないように周りに合わせて波風を立てずに過ごすという
ものすごい大変な生活、それが4年間続くのがアメリカの高校。

日本よりも断然中退者が多いのも、ちょっと分かる。
この人達の大変さに比べたら、自分の職場での悩みは小さいことじゃないかと思えたほど。
アメリカの高校に行ってたら私は生きて出られなかったかもしれない。

そして、ドキュメンタリーを観てみて、アメリカの高校生活を描いた数々の非ドキュメンタリー映画も
本当に忠実にアメリカの高校生活を再現しているなぁというのも再確認しました。

コメディ系、シリアス系各種ありますが、エレファント、ミーン・ガールズ、She's All That、
Jawbreaker(邦題は「ハードキャンディ」)とかが面白いので、ぜひどうぞ。
[PR]
by amica_bambina | 2009-07-14 22:43 | Films "A"

A Lot Like Love

a0003632_2141522.jpg
[邦題:最後の恋に勝つルール]

最近、日本では劇場公開されずにDVD発売のみになった洋画の邦題が
ヒットした他の映画と似たようなやつばっかりで、この便乗商法はかなり引きますね。
これも「ベガスの恋に勝つルール」とタイトルほとんど一緒だけど
共通点は主演のアシュトン・クッチャーのみで、内容は全く関連性ないのに・・・

とりあえず、この映画はアメリカでCMを観ておもしろそう~と思ってたものの
なんだか観に行く暇がなかったのか、観に行かなかった映画。
アメリカで2005年に公開されて、日本でのDVD発売は2009年・・・
こんなに時間がかかるとは思ってなかったけど、とりあえず観れてよかった。

アシュトン・クッチャーとアマンダ・ピートという最強の美男美女カップル。
なんだけど、アマンダはなんかいつもより可愛くなかったような・・・
意外と前歯が出てるなぁとか思ってしまった。

内容は・・・まぁ普通のロマコメなんだけど6年越しでやっとくっつくという可愛い感じで
特にアシュトンが、アマンダが写真展を開いてるギャラリーの向かいのコインランドリーで
何時間もアマンダが来るのを待つところとかが可愛かった。

最後のクレジットの時に出てくる2人の写真がむしろ本編よりも素敵だったような気も。
[PR]
by amica_bambina | 2009-06-28 22:19 | Films "A"

Atonement

つぐない
/ ジェネオン エンタテインメント

私の最も愛する映画のひとつ、「プライドと偏見」の監督(ジョー・ライト)と
主演女優(キーラ・ナイトレイ)が再び一緒に映画を作った!ということで
ものすごく楽しみにしていた「つぐない」。

それなのに、映画館に観に行けなかったので
DVDが出た途端レンタルしてきました。

私の中ではプライドと偏見の続きを観るようなつもりで、きれいなものを想像してたけど
戦争のシーンが異常に長いし、何かしらショッキングなシーンもあってびっくり。
プライドが「陽」ならこの映画は完全に「陰」で、めちゃくちゃ暗いし。

「どんでん返しのあるサスペンス」とかどっかに書いてあったけど
正直どれがどんでん返しなのか分からなかった・・・
最後の展開は別に驚く感じではなくて、「ああ、そうだったんだ」と悲しくなるけど納得いく感じで
いいなぁと思ったくらい。

でも映像とキーラの美しさは別格だし、
やっぱりこの監督の映画の作り方の何かに私は反応するようで
観終わってすぐ監督のコメンタリー付きで観て、さらにもう1回字幕なしで観てしまいました。
DVDをツタヤに返した今、また観たくなっています。中毒みたい。

4部構成的な作りになってて、その4部が全く雰囲気が違うので
1本の映画として、全体的なまとまり感がないのがちょっと失敗してる気がするけど。
①主人公ブライオニーが子供の時の導入部、
②ジェームス・マカヴォイが戦争に行く、③ブライオニーがナースとして働く、
④はまぁネタバレになるので言いません。

①はイギリスの田舎のお屋敷での夏の1日で、みんな「暑い暑い」言ってるけど
全く暑そうに見えないのがさすがイギリスって感じ。
やっぱ日本の「暑い」という感覚とヨーロッパのそれは全く別物なんだろうな・・・
でも映画の中で、1番映像が綺麗なセクションです。
ショッキングなシーンも多いけど、すごい展開に引き込まれます。

②の戦争シーンはどうもなー、ジョー・ライトは違うジャンルの監督だと思うので
すごい違和感でした。

ただでさえ、こういう上品な文芸作品に戦争シーンが入ると
小説では良くても、映像になるとどうしても浮く感じで嫌なんだけど
思いっきり残酷なわけでもなく、綺麗に撮ってるわけでもなく、中途半端で残念でした。
戦争シーンですら映像美として観ることが出来た「ロング・エンゲージメント」の方が上かな。

でも唯一、森でジェームス・マカヴォイが放置されている少女の死体の山に遭遇してしまうところが
映像的に上手くて、ジェームスの演技も良くて、残酷だけど綺麗なシーンでした。

③も、ナースの衣装も病院の雰囲気も、昔の映画みたいですごいクラシックだった。
特に、ブライオニーがフランス語で負傷した兵士と話すシーンの最後が、
そこだけいきなり昔のホラー映画みたいな雰囲気になってすごい良かった~。

映画のテーマとしては、ものすごく重たくて難しくて、
きょうだい間の確執・罪と許しという意味で、「ゆれる」にも似た部分があって
ずーっと考えてしまうような映画に仕上がってます。
何回もじっくり観たくなるような。
[PR]
by amica_bambina | 2008-09-28 14:57 | Films "A"