カテゴリ:日本映画 は行( 15 )

白夜行

白夜行 [DVD]

ポニーキャニオン



WOWOWの無料放送で観ました。
ドラマ版を観て内容は知ってたので観やすかったけど
もし原作も読んだことなくて、ドラマも観てなくてこれが初めてだとしたら
観にくいんじゃないかという作り方だったような・・・
2時間半は長いし、全編にわたって暗くて重いし、主役の2人の関係も分かりにくそうだし。

ドラマ版よりも2人の過去の描き方が重くて
子供がこんな目に・・・と思うと可哀相で泣きそうになる部分もありましたが
雪穂は完全に悪女として描かれてました。

ドラマではもうちょっと人間らしい感情を出してた気がするし
亮司との絆もしっかり描かれてたけど、映画では大人になった2人が絡むシーンは一切なくて
最後まで雪穂の感情が全く見えなかったし
なんか亮司が利用されてるだけみたいで可哀相でした。

船越英一郎(刑事)があのヒントだけで全貌解明にたどり着いたのが納得行かないし
亮司に対する息子のような感情も、最後にいきなり噴出してて不自然な感じがしたので
原作ではどういうふうになってるのか気になる。

あと、昭和55年からストーリーが始まるけど
雪穂が住んでたのがスワロウテイルの阿片街かと思うようなスラム街で
1980年の東京周辺にあんな場所あったのか?という感じだった。
でもまぁ大阪のあいりん地区ならあり得る光景だから
東京にもあったのかも知れません。

原作は大阪が舞台で、ドラマ版で武田鉄矢の下手すぎる大阪弁が気持ち悪かったけど
この映画では完全に全員標準語だったし、関東が舞台だと思います。
その方が間違った大阪弁を聞かなくて済むので良かった。

高校時代のシーンでも、雪穂と友達が懐中電灯を照らしながら下校してて
いや、1986年の住宅街ってそんなに街灯なくて暗かったか?とも思いました・・・
別に田舎のあぜ道とかじゃないのに。

それ以外は、女子の顔立ちや髪型、服装などはすごく80年代っぽかった。
雪穂の特別な美しさを演出するためか、堀北真希以外の女性キャストはみんな揃ってブサイクで
でもそれが妙に80年代の一般女性っぽいルックスで、リアルでした。
雪穂だけはずっと前髪を斜めに流してて、80年代に見えなかったけど。

堀北真希は、今まで演技が上手いと思ったことはないけど
悪女ぶりは意外とけっこう怖かったです。
でもなんかあどけないから、結婚した後の年齢を演じるのは無理があったかも。

高良健吾は今回初めて観たけど良い俳優になりそうな感じがしました。
もうちょっとこの人の演技をしっかり見せて欲しかったなー
雪穂中心で、亮司は目立たない感じだったので残念。
でも最後のシーンはグッと来ました。

東野圭吾は「流星の絆」が面白かったし
原作でこの「白夜行」のストーリーはどのように描かれてるのか気になるので
明日さっそくブックオフに買いに行こうと思います。
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by amica_bambina | 2011-10-02 23:18 | 日本映画 は行

博士の愛した数式

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ローカル局で深夜にやってました。
最初6~7分見逃したけど、なんか良い映画だった。

ストーリーは特になんてことないけど
記憶が80分しかもたない数学博士の話なのに全然重くなくて
家政婦役の深津絵里がそれを暖かく受け入れてる姿に癒されるし
家政婦とその息子も博士の存在によって癒されてて
お互いに癒しを与えてる感じが気持ちよかったです。
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by amica_bambina | 2010-12-29 22:22 | 日本映画 は行

プール

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小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮と「めがね」と思いっきりかぶったキャスティング。
外国で美味しいものを作って食べて暮らす日本人達という、「かもめ食堂」とかぶった内容。
ここまでかぶっているなら、同じように荻上直子さんが監督・脚本を担当したら
それはそれで3部作みたいになって良かったとは思うけど、なんと監督・脚本は全く別の人。

なんでこんな真似事としか思われないことをやるのか不思議だった。
どうしても、「かもめ食堂」と「めがね」の模倣にしか見えなくて損するし
全然別の俳優を使えば良かったんじゃ・・・という気もする。
エンドクレジットに、キャストの名前が出て写真が出て・・・っていうのも全く同じで
そこまで一緒にしなくても、と思ったし。

まぁ製作が小林さんともたいさんの所属事務所なのでしょうがないというか
元々そういう、前2作の延長線上にある映画なんでしょうが。
もしかして荻上監督が断ったのかな、同じようなのばっかり撮りたくなくて。

個人的には、「闇の子供たち」を観たばっかりなので
「タイはこんな綺麗事で済まされる国じゃないだろう」という気持ちもあったりして
最初はどうかなーという気持ちで観始めたけど
別に全然悪い映画ではなくて、すごく癒されるしみんなの演技ももちろん良いし
映像面とか、前2作より良いなーと感じるカットもいくつかありました。

一番良かったのは、映画が始まってすぐ加瀬亮がつまづいてこけるんだけど
そのこけ方かな。素晴らしかった。
加瀬亮は全編に渡って素晴らしかったです。
無表情で画面に映ってるだけで何かを語ることの出来る俳優さんで、ずーっと見ていたくなる。

小林聡美は母親役って言うのがピンと来なかったけど、実はヒッピーのような人で
娘を放ったらかしてタイに移住しちゃったという変わり者で、割り切ったクールな人間で
あーすごい合ってるなぁと思った。

タイ人の孤児の男の子と、自分の娘と3人でギターを弾きながら歌うところがすごく良かった。
その歌はてっきり70年代フォークなのかと思ったら、なんと小林さんが作詞作曲したオリジナル。
「君の好きな花」という美しい歌です。
演技もできて文章も書けて、そのうえ心に沁みる歌まで作れるなんて
日本の本物のカリスマは小林聡美だと思う。
小林聡美が料理を作っている映像を見ると安心するっていうのは
日本人が共通して感じる不思議なカリスマの力じゃないのかなぁ。

もたいまさこは、いつものように人間を超越した神様のような存在でした。
どんなセリフでもあの人が言うと特別な意味を持つ感じがしてすごい。
こちらもカリスマですね。

残念だったのは、キャッチコピーの「理由なんて、愛ひとつで十分だ」っていうのが
本編のゆるさと相反してて重すぎかなーということ。
愛って隣人愛のこと?親子愛のこと?そこら辺がちょっとブレていたような。
まぁゆるさが一番重要な映画だと思うからいいけど。

「かもめ食堂」にしても「めがね」にしても、この映画と同じように
やりたいことをやって、美味しいものを食べるというのが
良い人生の基本だという思想みたいなものが根底にあって
私もなるべくそうしようと思います。
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by amica_bambina | 2009-09-26 14:54 | 日本映画 は行

百万円と苦虫女

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蒼井優ちゃんが、友達が1人もいなくて携帯も持っていないという変わり者の女子の役。
その割にはレストランで接客業やってて、ウェイトレス仲間と一緒にルームシェアをすることになるという
別に人間嫌いじゃないんやん、という矛盾のある感じで始まります。

まぁ色々あって、結局1人あてもなく放浪の旅に出た優ちゃんは
海の家でアルバイトしてはサーファーに惚れられて逃げたり
農村の桃もぎのアルバイトをしては住み込み先の青年(ピエール瀧)に惚れられた挙句
町興しのための「桃娘」にさせられそうになってまた逃げたりします。

そして最後にたどり着いた地方都市で、ホームセンターの観葉植物とか花を売ってるとこでバイトし出して
そこの先輩の森山未來くんと恋に落ちるという、ここがこの映画の一番の見所なんですが
2人とも演技が自然だし、人付き合いが苦手な設定だからぎこちなくて微笑ましかったりもどかしかったりで
非常に可愛い感じです。

未來くんが本当に自然で、バイトのシーンでは「こういう店員いるなぁ」という感じだし
告白したりするシーンもこっちまでドキドキしてしまう感じでした。
かっこよかったー。

なかなか良い映画だとは思うけど、やっぱり同じ30代女性監督として考えると
西川美和さんに比べて撮り方とかストーリーも稚拙に見えてしまって
つくづく西川監督はモンスターだなぁと思いましたね。
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by amica_bambina | 2009-08-23 16:29 | 日本映画 は行

人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな
/ Happinet(SB)(D)

映画館に観に行かなくて良かった・・・
いや、映画館で観てたらちゃんとセリフ聞こえてたんだろうか?
音響というか録音というか、そういうものが著しくおかしくて
セリフがものっすごい聞こえなかった。
特に俯瞰で撮ってるシーン。

松山ケンイチと蒼井優ちゃんがメインで、実は永作博美は添え物程度というほど
2人が本当にすさまじく自然で素晴らしい演技だった。
セリフが異常に聞こえにくいのがほんと残念。

ストーリーは・・中途半端でした。
理解しにくかった。
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by amica_bambina | 2008-07-25 20:52 | 日本映画 は行

氷点(1966)

氷点
/ 角川エンタテインメント

氷点と言えば、私が初めて知ったのは2年くらい前のテレビ朝日のドラマでした。
飯島直子が夏枝さん、石原さとみが陽子ちゃんで、
すごく感銘を受けたので原作も読んで、さらに感銘を受けました。
特に氷点の(続・氷点に入る前の)終わり方がすごく好き。

この映画は氷点のみで、続・氷点からのエピソードとかは入ってないけど、
それでもたった1時間37分でまとめてあるのがすごい。
いじめのシーンとか省かれててほとんどなかったけど、
巧みに(?)説明台詞が入って、ちゃんと話の全貌が分かるようになってました。

あと、目の悪い看護婦のエピソードとかは完全に省いてて
登場人物も最小限に絞ったところが賢いなと思った。
名作の映画化としては相当イケてると思います(←偉そう)。

夏枝役の人はすごく綺麗で、話し方も昔の貴婦人そのもので素敵。
陽子役の人は、どうも老けすぎてるような・・・
笑顔は可愛いけど、なんか可憐な乙女にもあんまり見えなかった(汗

そして男性陣・・・
映画を観終わって、山本圭、津川雅彦、船越英二、と出たときに「え、出てた?!」と叫んでしまった。
船越英二さんはともかく、後の2人の顔はよく知ってるのに、まっっっったく分からなかった・・・
いくら30年前とは言え、でも森光子はすぐ分かったのに。

それにしても、今みたいに「じゃあメールするわ」とかじゃなくて
「僕、お手紙差し上げてよろしいですか?」「ええ」みたいな会話がすごく素敵。
昔の日本映画、ちょっと見直した。

エンディングは、なんか斬新でした。
昔の映画だから色々、今と比べて逆に斬新に感じるとこはあったけど、
夏枝さんが泣き崩れて、いきなり家の外観が映って雪景色をバックにクレジットが出て、
クレジットのあと最後に映るのが無関係の駅とバスで「終」とは、すごい斬新でした。
続・氷点への入り口を示唆してるのかしら・・・?

今の映画みたいに最新技術で小細工できないから
率直に真剣勝負しないといけなかったんだなー。
ちょっとだけ昔の映画が名作扱いを受けやすい理由が分かったような気がした。
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by amica_bambina | 2008-07-20 01:35 | 日本映画 は行

バーバー吉野

バーバー吉野 スペシャル・エディション
もたいまさこ / / ハピネット・ピクチャーズ
ISBN : B0002ZEV5S

ちょっとある意味ドッグヴィル的なw
「かもめ食堂」と「めがね」が大好きなので、その監督の作品ということで
期待してたけど、これは男の人のほうが楽しめる映画だと思った。
ちょっとスタンドバイミー色もあるし。
それにしてもこの監督は、もたいまさこさんを神格化してる感じがするw
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by amica_bambina | 2008-06-02 23:07 | 日本映画 は行

初恋

初恋 プレミアム・エディション
/ ハピネット・ピクチャーズ

宮崎あおいちゃんの、セリフのない表情だけの演技も見ものだけど
小出恵介がなんかすごい!
のだめカンタービレの時と180度別人でビックリ。

ストーリーも面白いけど、ちょっとサイドストーリーに無駄が多かったような。
無駄というか、周りの登場人物を活かしきれてないというか。
あれだったら別に2人に焦点絞っても良さそうな感じだった。

でもなかなか面白かったです。
終わり方も好きな感じ。

それにしても3億円事件って、昔のことすぎて全然知らなかったけど
未解決で、盗まれたお金も使われた形跡がないんだって。
これは相当いろんな映画が作れそうな題材ですねー!
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by amica_bambina | 2008-02-01 22:08 | 日本映画 は行

初雪の恋

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これも意外と良かったです。
韓国人の男の子かっこいい!ミッチーと未來くんを併せたような感じ。
宮崎あおいちゃんも素晴らしい!!
蒼井優ちゃんと同じで、彼女は画面にいるだけで人の心を動かします。

宮崎あおい、蒼井優、森山未來、松山ケンイチ、この4人がいれば
日本映画の未来は大丈夫!!って感じる。

わりとベタなストーリーだけど、男の子がすごい一生懸命な感じだし
あおいちゃんも京都弁うまくて佇まいも良いし、心が洗われるようでした。

京都って綺麗なーと改めて実感。
でも京都の高校生やからって、巫女さんのバイトとか人力車のバイトとか、
ちょっと安直すぎたかなw
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by amica_bambina | 2007-12-23 01:52 | 日本映画 は行

蛇イチゴ

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「ゆれる」の西川美和監督の前作。
これも素晴らしい作品でした!!!!

家族がみんなちょっとずつ嘘ついて罪を犯してる感じがすごいです。
これを20代で作ったなんて、本当に西川監督は格好いい。

エンディングがまた、「ゆれる」よりさらに難解な感じ。
つみきみほの表情も、絶望のような後悔のような、謎です。
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by amica_bambina | 2007-11-11 17:22 | 日本映画 は行