カテゴリ:日本映画 ら行( 5 )

リリィ・シュシュのすべて

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これはもう6~7年くらい前にビデオで1回観たきり
暗くて怖かったのでまた観たいとは別に思わなかったけど
蒼井優ちゃんの映画デビュー作なので、優ちゃんがどんな感じだったのかなと気になって
2回目観てみました。

今やすっかりROOKIESのヤンキー役で有名になって
本人は一途で誠実な青年というイメージが定着した市原隼人も相当いいし
優ちゃんも、デビュー時すでにこんなに上手かったのか・・・すごいなぁ。

でもやっぱり怖い映画ですね・・・中学生がここまで残酷っていうのは本当に怖い。
バトル・ロワイヤルとかよりも、もっと本質的に怖い気がする。
あれは非現実的すぎてエンターテイメント感の方が強いし。

思春期の心の揺れは本当に繊細で大変っていうのがよーく映ってます。
そこら辺が、岩井俊二はいつも上手いなぁと思う。
Love Letterや花とアリスみたいな淡い感情にしても、こういう黒い部分にしても
男子だけじゃなく、女子の気持ちもよく分かってるよなぁと感心します。

構成もオチも巧い!と思うし、前観た時よりは好きだと思った。
映像の美しさが、ヴァン・サントのエレファントやパラノイド・パーク並みに透明で綺麗だし!
岩井俊二の映画はいつも綺麗だけど、淡いトーンか、もしくは黒めのどっちかのイメージだけど
これは田んぼとか空が多く映ってるから、色がたくさんで綺麗だし
光の当て方が、本当に素晴らしい。

ひとつ気になるのは、沖縄旅行のくだりが長すぎないかなぁ。
あそこでの出来事が、星野の性格が豹変した原因だっていうのは分かるけど
それ以外のどうでもいいシーンが多すぎるし
ガーっと切ったら2時間くらいに収まっていいと思うんだけど。

本当に、沖縄の部分以外は完璧なんじゃないかと思う。
悲しいことばっかり起こる映画だけど、オチが一番悲しくて効果的だし。
そういえば、スワロウテイルのオチも良かったなぁ・・・
花とアリスもLove Letterも、意外とこの監督は常に小さいどんでん返しというか
ちょっとビックリするオチを入れてるんですね!

カメラマンの篠田さんが亡くなってから、ほとんど監督してないけど(市川崑物語のみ)
また綺麗なものや、暗くて怖い作品を作っていって欲しいなぁ。
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by amica_bambina | 2010-02-08 05:48 | 日本映画 ら行

リンダリンダリンダ

リンダリンダリンダ
/ バップ

実はかなり良い映画。
スウィングガールズ観ようと思ってる人はこっち観た方がいいです、10倍くらい良い。
まず香椎由宇ちゃんがめちゃめちゃキレイで、クールな女子高生役が上手い!
あとペ・ドゥナが可愛すぎ。
片言の日本語も、オドオドした感じもめっちゃリアル!

そしてブルーハーツ。
たぶん監督がバンドブーム世代で、自分の好きなこと全部入れちゃった映画だと思う。
今の若者(20代前半以下)が見て楽しめるのか、違和感感じるんじゃないかってのはあるけど
(そもそも今バンドやる女子高生自体あんまりいないだろうし
今時の高校生がブルーハーツであんな盛り上がるとも思えない)
この世代の人にはたまらないはず。

とにかくいいです、爽やかで可愛い。
私の世代は、小学生の時にブルーハーツとかユニコーンが解散しちゃたから
あまり聞かずに育った世代だけど、私の世代以降の人にも、
あのバンドの楽曲の良さが伝わるしね。

あと松ケン!!
ペ・ドゥナに片思いしている高校生役の松ケン、ほんといい味出してます!!
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by amica_bambina | 2007-12-23 02:40 | 日本映画 ら行

All about Lily Chou-Chou

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今日ボーダーズでアメリカ版のDVD売ってるの発見しちゃった!
けど買わなかった。
リリィ・シュシュのすべて、あんまり好きじゃないんだよなぁ・・・
いいのは分かるけど、暗いし恐いから何回も観たくないというか。
PicNicもそう。

スワロウテイルとLove LetterもアメリカでDVD出ないかな~。
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by amica_bambina | 2005-02-19 00:08 | 日本映画 ら行

Welcome Back, Mr. McDonald!

ラヂオの時間
/ 東宝
ISBN : B00005HL7N

三谷幸喜が監督した『ラヂオの時間』のアメリカ版DVDをヴァージンメガストアで発見!
30ドルくらいだったからアメリカのDVDにしては高いけど即買い。

タイトルはWelcome Back, Mr. McDonaldという
途中まで観たら先が読めちゃうような感じで、うーんと思った。

英語字幕も納得いかない部分が多々とあったけど
この映画は本当に何回観てもおもしろい・・・
昨日の夜観て、今日もう1回観ちゃった。

『みんなのいえ』よりこっちが好き。
三谷先生は大河ドラマのあれで色々バッシングされたりしてるみたいだけど
この映画とか古畑任三郎とか王様のレストランとかやっぱり猫が好きとか
散々傑作を作ってきた人なんだからもっとappreciateしてほしい。

でもこれはアメリカ人が観ても本当におもしろいのかな。
でもあの字幕だけじゃどうしても伝わらない気がする。
字幕担当者の名前がアメリカ人だったけど、まさか「日本語の読み書きはどうにか出来るけど
ペラペラしゃべれるほどではないです」程度の人なんじゃ・・と心配になったくらい。
吹き替え版も収録してほしかった・・・
12月に出るたそがれ清兵衛のアメリカ版DVDには吹き替え入ってるかな。
でもあれは字幕なかなかよかったな。

アメリカ人の視点で見ようとしてみたら
『日本人の働く人』の性格を上手いこと描いてるなーと思った。
誰にでも「何とかします」って言うしかない中間管理の人とか(しかも部下と不倫してる)
主演女優の機嫌さえ良ければ後は何でもいいです、みたいなえらい人とか。
その辺の滑稽さがよく見えた。
今まではそんなこと考えたこともなかったけど。
西村雅彦の役とか特に、風貌とかも含めて
「アメリカ人の考える典型的な日本のサラリーマン」っぽいんじゃないかと思う。
八方美人で思ってないことばっかり口にする、みたいな。

ていうかトラックの運転手が渡部謙だったことに、最後のテロップが出るまで気づかなかった。
過去に何度か観たことあるのに忘れてた。
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by amica_bambina | 2004-09-13 13:55 | 日本映画 ら行

Love Letterと中山美穂

Love Letter
/ キングレコード

久しぶりにLove Letterを観てみた。
日本で買ったビデオをロスまで持ってきているのだ。
何回観ても綺麗な映画だった。
今回初めて「登場人物はみんな悪意がないしリアルさがない。
もしかして夢みたいなキレイごとだけの映画なのかも」と思った。
そうだろうと何だろうと、こういう映画もないといけない。
この映画はノスタルジーが全てで、あとの要素は別に必要ないからいいのだ。

もう何回観たかわからないくらい観ている好きな映画の一つだが
もう一つ、今回初めて気づいたことがある。
この映画に映っている中山美穂は、今の私と同じくらいの年だということ。
この映画が公開されたのは1995年で、私は15歳だった。
中山美穂は私よりちょうど10歳年上なので、撮影当時は23,4だったはずなのだ。

これはちょっとショックだった。
私も今年24になるというのに、この違いはナニ?と思った。
見た目の大人っぽさとかいうことじゃなくて、女性としての存在感やプロ意識のことだ。

15歳の私がこの映画を観て、中山美穂に理想の女性像を見て憧れるのは当然だが
10年近く経った今、当時の彼女と変わらない年になって同じ映画を観ても
やっぱり中山美穂は『大人の女性』として私の目に映った。

よく考えると彼女はこの時点で芸歴10年なので、プロ意識も落ち着きも表現力もすごい。
世間の23、4歳の女性より大人なのは当たり前と言えば当たり前だ。
ましてやまだ学生をやっている私が近づけるはずもないのだ。

しかし、そういうことに今回初めて気づいた。
今まではただ彼女の美しさや儚さが好きで、生活感のない妖精みたいに思っていたけど
仕事に対する姿勢に関しても、10年も前から『素敵な女性』であったのだ。
きっと私は33歳になっても、23歳の中山美穂に負けてる。
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by amica_bambina | 2004-02-22 12:46 | 日本映画 ら行