カテゴリ:Favorite Scenes( 6 )

"I know why you dined my sister."

今までも書いてきましたが、Mナイトシャマランの映画はホラーとして宣伝されてしまって
でも実は全然違うとこに主題があって、それが見えないアホがこの世に多すぎて悲しいものです。
このThe Villageも、シャマラン自身が
「ホラーやサスペンスとしてではなく、時代物の恋愛映画だとして宣伝しておけば・・・」と
後から悔やんでいたらしい。
というわけで、この映画がどれほど素敵な恋愛映画であるかをここに紹介いたします。

まず、盲目のヒロイン、アイビーの姉が寡黙で真面目なルーシャスにふられます。
その数シーン後、知的障害のあるノアと丘をかけっこしてきたアイビーが
幼馴染のルーシャスに「なぜ姉をふったか知ってるわよ」と言うシーン。




一言もしゃべってないのになぜ自分がここにいるのが盲目の彼女に分かるのか、驚くルーシャスに
アイビーは「かすかに色を持っている人がいるの。私のパパも。あなたが何色かは教えない」と
可愛いことを言います。
それに対して「・・・男みたいによく走るね」とボソっとつぶやくルーシャス(笑

この短いやりとりだけでも、観客はこの2人を好きになってしまうほど
シャマランの書くセリフや人物描写は魅力的。

姉をふった理由は、要は「姉じゃなくて私のことが好きだから」だとアイビーは気づいているんですが
気づいてる理由が「子供の頃は手を引いてくれたのに、突然私に触れなくなった」からという
なんとも美しい理由。
こんな繊細な心情を表現した映画は他にないでしょ、アメリカには確実にない!

ルーシャスはアイビーを女性として意識し出してから手を触れていないというのが分かった後、
Those who we don't speak of(村の周りの森に棲む謎の生物)が村に襲撃に来るシーン。




アイビーは絶対にルーシャスが自分の無事を確かめに来ると信じてドアを開けて待つ。
ギリギリのタイミングでルーシャスが現れて、何のためらいもなくアイビーの手を引く!
ここで初めてアイビーへの気持ちを表に出したわけです。

触れられないことで愛されていると悟ったアイビーが、
今度は初めて、手を握られたことによって愛されていることを再確認したという美しいシーン。
言葉は一切なくて、手だけでわかるというのが素晴らしい。
音楽も素晴らしくてスローモーションも綺麗だし、素敵なシーンです。

それにしてもこの映画のホアキン・フェニックスは最高!!
他の映画でも、サインやクイルズの「寡黙で真面目で不器用」系のホアキンが大好きな私ですが
真のヒーローはこうじゃないとね。
アメコミのヒーローとかじゃなくて、本当に真のヒーローっていうのはこういうものであって欲しい。

アイビー役のブライス・ダラス・ハワードがメイキングで言ってたんだけど、
主要キャストが昔の生活を知るために農場で自給自足の生活体験をしてた時に
今までほとんど話しかけてこなかったホアキンが、ある日突然
「ブライス、あの・・・これ君のために作ったんだ」と言って「Ivy」と彫られた杖をくれたそうです。
かっこよすぎる・・・

そんなホアキン・フェニックスが俳優業を引退して音楽活動に集中すると発表してしまって
映画界にとっても私的にもかなり大きな損失。
もうホアキンを映画館で観れないのかぁ・・・

話が逸れましたが、この映画は他にも美しいシーンがいくつもあり
またエンディングがシンプルで最高です。
人間の美しさ、強さ、純粋さに心を打たれる映画。
だからサインにおいて宇宙人が出てこようが来なかろうが関係ないように、
この映画においても謎の生物はどうでもいい要素なんですね。
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by amica_bambina | 2009-01-15 23:11 | Favorite Scenes

Napoleon Dynamite - Happy Hands

好きなシーンは山ほどあるけど、この手話クラブのシーンも大好きです。
男子は1人だけ、しかもなんか1番うまいwww
そして目と口は半開き!完璧です。


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by amica_bambina | 2009-01-09 00:34 | Favorite Scenes

Pride & Prejudice -The Dance

ビンクリー主催の舞踏会での、ダーシーとリジーのダンスシーン。
音楽も衣装もすごく綺麗で美しいシーンに仕上がってて、舞踏会のシーンの中で1番好きです。

この2人はお互い気になりつつもなんかムカつくと思っているので、
会話が全く弾まず噛み合わずで面白いし、
最後の方では周りの人が全部消えて2人っきりになるという演出が素敵。
もちろん、会話に飲み込まれて周りが見えてないという比喩です。

↓スペイン語字幕が邪魔だし音が大きいのですが、これしか見つからなかったので。



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by amica_bambina | 2009-01-09 00:34 | Favorite Scenes

The Ending (Eternal Sunshine of the Spotless Mind)




ネタバレになるのであんまり書けないけど、
この映画はエンディングが本当に素晴らしい。

映画全体が素晴らしいけど、特にこのエンディングは、ジム・キャリーの「OK.」の一言で
人間の好奇心の強さと、幸せの可能性に対する前向きな姿勢、
それ故に結果が解っていてもあえて挑戦するというポジティブさを表していて大好き。

そして雪の中をかけまわる2人。
美しすぎます。
音楽も綺麗だし、完璧。
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by amica_bambina | 2008-08-28 12:43 | Favorite Scenes

The Ballet Scene (花とアリス)




光のもやみたいなのがかかった淡い色合いの中、
雑誌の撮影スタジオで、制服と紙コップのトウシューズでバレエを踊る蒼井優。
現代の日本映画において最も美しいシーンのひとつだと思う。

仕事中にプライベートな電話で席を外すという無能さと
仕事でスーツなのに厚底サンダルで醜く演出されている広末涼子や、
アホみたいなウィッグのモデル2人を配置したことで
優ちゃんの飾らない、計算されてない美しさが強調されてます。
紙コップで作ったトウシューズよりも厚底サンダルが断然醜く見えるのがすごい。

バレエを踊るシーンでスローモーションって退屈になり得るのに
制服と紙コップのトウシューズなので、なんというか、
庶民的なものとバレエと言う高尚な美が混じってて
面白くて美しい画になっています。
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by amica_bambina | 2008-08-28 11:58 | Favorite Scenes

The "She Saw You Danced" Scene (The Sixth Sense)

映画の中でも特に好きなシーンについて書くために
「Favorite Scenes」というカテゴリを作ってたけど
文章で説明するのが面倒で、なかなか書けませんでしたが
待望の機能、Youtube貼り付けが出来るようになったので!!

** この後この動画が削除されたのでYoutubeでは観れませんが
今のところ、こちらで観れます。
2:05~7:13の部分です。




The Sixth Senseの中でここが1番好きという人はすごく多いと思うけど
本当に名シーンです。
トニ・コレットもハーレイも演技が素晴らしすぎて泣かずにいられません。

母親に悩みを打ち明けられなかった子供と、子供を理解できなかった母親が
母親の母親(子供のおばあちゃん)からの天の助けとも言えるきっかけで
心を通い合わせることが可能になるという重要なシーン。

幽霊が見える子供とその母親(シングルマザー)という特殊なフィルターを通していても、
母親の無償の愛、母親に自分がどう思われてるのかを心配する子供、というのは
ユニバーサルなことなので、親を持つ人、子供を持つ人、誰でも共感できるはず。

母親も子供のとき親が発表会を観に来てくれなかった、
自分を誇りに思ってくれているのか不安だった。
そして自分が親になったとき、自分の子供にも同じことをしているという
親子の関係性の連鎖を表現しているのも上手いなーと思うし、
最初の発炎筒が炊かれてから、ずーっと車の間をカメラが通り抜けて
2人の車中での会話まで、2分弱を1ショットで撮ってるのも素敵だし。
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by amica_bambina | 2008-08-23 00:10 | Favorite Scenes