カテゴリ:My Bookcase( 24 )

The Reader

The Reader (Movie Tie-in Edition) (Vintage International)

Bernhard Schlink / Vintage



NYで買ってきたペーパーバックを読み終えました。
映画「愛を読むひと」の原作で、日本では「朗読者」というタイトルで翻訳されています。

驚いたのは、言葉がものすごくシンプルで読みやすいこと。
映画を先に観ていたので、あの複雑な物語が
こんなにシンプルな言葉で書かれていたことにびっくりしました。

まぁ原著はドイツ語で、私が読んだのは英語に翻訳されたバージョンなので
元々どの程度簡単な言葉で書かれてるのかは分からないけど
英語とドイツ語は元々同じ言語だったし訳しやすいはずだから
lost in translationはあまり発生しないと思いますが。

内容は、映画版とは違う点もちょこちょこあって
映画版は主人公が自分の娘と会ってハンナのことを語るというシーンで終わってるけど
原作では娘は登場しないし、いらなかった気がする。

でも映画版の方が、ハンナの気持ちも描写されてるから良かったです。
原作は完全に主人公の主観のみなので。

あと、ドイツの小説だからしょうがないけど
ホロコーストに対する主人公の考察が長すぎて
ちょっと疲れてしまいました。
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by amica_bambina | 2011-07-18 20:30 | My Bookcase

谷川史子さん

最近の漫画は全く読まないけど、子供の頃好きだった漫画で今でも好きなのは
「りぼん」に載ってた谷川史子さんの漫画。
久々に読んだけど、やっぱり可愛い!

絵が他の少女漫画みたいにゴチャゴチャしてなくて、シンプルで可愛い。
主人公が着てる制服とかのデザインもすごく可愛いし
体のラインもすっとしてて綺麗だし、ストーリーも爽やかで可愛いのです。

あと、家とか背景とかに和風なテイストが入ってるところも情緒があって好きでした。
主人公が食べてる朝ご飯が純和食だったりとか
登場人物の家がお豆腐屋さんやうどん屋さんだったり。

今も活躍されてる漫画家さんだけど、私は90年代前半頃の作品が好きです。
初めて谷川さんの漫画を読んだのは「きみのことすきなんだ」で
カラーのひまわりの絵を今でも憶えてます。
魚屋の一人息子の男子高校生が主人公で、好きになった女の子が魚恐怖症で苦労するという話で
絵もストーリーもすごく魅力的だったので
それからずっとファンで、単行本が出たら絶対買ってました。

今では廃版になってしまったみたいだし(傑作集みたいな文庫版は出てるけど)
残しておいて良かった。
大事にします。


花いちもんめ (りぼんマスコットコミックス)

谷川 史子 / 集英社


きみのことすきなんだ (りぼんマスコットコミックス)

谷川 史子 / 集英社


きもち満月 (りぼんマスコットコミックス)

谷川 史子 / 集英社


くじら日和 (りぼんマスコットコミックス)

谷川 史子 / 集英社


各駅停車 (りぼんマスコットコミックス)

谷川 史子 / 集英社


君と僕の街で (りぼんマスコットコミックス)

谷川 史子 / 集英社



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by amica_bambina | 2011-04-26 01:15 | My Bookcase

作家先生!

先月から、3ヶ月連続で大槻ケンヂの本が角川文庫から発売されてます。
原稿の再チェックとか手直しとか、あとがき書いたりとかあると思うけど
バンドとソロの音楽活動と並行して、よくこれだけ働けるなぁ・・・

先月発売のは、この前感想を書いた「ロコ!思うままに」。

今日発売のはオーケンの本というより、いろんな作家の短編を集めた本で
大森望という、京大英文科卒の評論家/翻訳家/SF研究家の人が選んだ
タイムワープ系の短編を集めたアンソロジーらしい。

筒井康隆とか、星真一とか、フィッツジェラルドと共に
なぜか大槻ケンヂの作品も選ばれたという・・・一見いいのかそれ?って感じだけど
でも実は、SF小説の賞を2年連続で獲ったり
吉川英治文学新人賞にもノミネートされたことあるんですよ、オーケンは。

ちなみに収録されてるのは、「戦国バレンタイン」。
「ゴスロリ幻想劇場」という本に入ってるんだけど、可愛いストーリーで好き!
だからアンソロジーに選ばれたことが嬉しい♪

そして来月は、「大槻ケンヂが語る江戸川乱歩」という本が出るようで
色々やってるなぁ・・・て感じです。
かなり楽しみ!!
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by amica_bambina | 2010-03-25 02:10 | My Bookcase

ロコ!思うままに

ロコ! 思うままに (角川文庫)

大槻 ケンヂ / 角川書店(角川グループパブリッシング)



ライブ会場でサイン入りのハードカバーを売ってたのを一度見たのですが
買い逃してしまって、そのうち物販からなくなってしまい・・・
やっと文庫になったのをゲットしました!

短編集で、全部ちょっと不思議な感じ。
爽やかに泣ける話もあるし、怖い話もあります。
これまでも怖い話は書いてらして、今までは視覚的な恐怖感だったけど
今回は心理的にじわじわ怖い!
「キテーちゃん」とか、夜寝る前に読まない方が良いです。

他の小説と、テーマや主人公のキャラがかぶしてある部分も結構多いけど
つくづく、色々書ける人だなぁ・・・と思いました。

一番好きなのは、「イマジン特攻隊」かな。
まさか戦時中の話が入ってるとは・・・
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by amica_bambina | 2010-03-17 21:57 | My Bookcase

トットちゃんの本

窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)

黒柳 徹子 / 講談社


トットチャンネル (新潮文庫)

黒柳 徹子 / 新潮社



今は黒柳徹子というと、「徹子の部屋」における芸人キラーのイメージが強いと思うけど
実は、歴代で一番売れてる日本語で書かれた一般書(小説?)の作者。
子供の時から何回も読んでますが、久しぶりに読みました。
何回読んでも、何歳の人が読んでも面白いです。

トットちゃんの方は、大人になってから読むと
校長先生の思想の素晴らしさが良く解って、それだけで涙が出てきたりしました。
あと、子供が一生懸命生きている様子にも感動するし、一番の育児書だと思う。
親、教師、子供、みんなが読むべき本ですね。

あとがきを読むと、発売当時いかにこの本がすごいことになっていたかが良く分かって
もうすごいという他ないです。

トットチャンネルは、テレビ放送の黎明期のことがよく解ってものすごく面白い。
当時の文化とかファッションのことも読むのが楽しいし
徹子さんの純粋さとか、敬語の美しさ、ご両親の寛容さも素敵です。

基本的には、徹子さんが音楽学校卒業を控えて、NHKの俳優養成所のオーディションに応募してから
試験を受けて合格して、養成所に1年通って、その後テレビに出演するようになって・・・という流れだけど
たまに戦時中の中学校時代のエピソードも入ってたりして、本当に面白いし勉強になる本です。
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by amica_bambina | 2010-03-15 22:13 | My Bookcase

重力ピエロ

重力ピエロ

伊坂 幸太郎 / 新潮社



この人の本はほとんど映画化されているのですねー。
知らなかった。
「プール」の上映時間までの暇つぶしのために本を買おうとした時に
「重力ピエロ」の映画が素晴らしいと聞きながら見逃していたこともあって買ってみました。

「このミステリーがすごい!第3位」とか色々書いてあったので
ミステリーのつもりで読んだら、伏線が解りやす過ぎてオチの予測がついてしまい
もちろんその予測は当たっていて、それ以上のどんでん返しもなかったので
本当にこのミステリーはすごいのかと思ったけど
ミステリーじゃなく心理ドラマ的にはものすごく面白くて、15時間くらいで一気に読みました。

重いテーマだけどさくさく読めるし、
今や大槻ケンヂ以外の小説を全く読まない私でも違和感なく楽しめました。
まだ30代なのに5年連続くらいで直木賞にノミネートされてるし
ものすごい才能ですね。
他の作品も読んでみようかなぁ・・・
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by amica_bambina | 2009-09-27 21:51 | My Bookcase

ゴシック&ロリータ幻想劇場

ゴシック&ロリータ幻想劇場 (角川文庫)

大槻 ケンヂ / 角川グループパブリッシング



文庫が発売になったのでさっそく読みました。
最初はオーケンらしい話から始まるけど、だんだんグロさがなくなっていって
ゴスロリのファッション誌に連載していただけあって、女の子向けの話が多かったような。

「くるぐる使い」とかに比べて、なんかオチの弱い話が多いなーとは思ったけど
中島らものようなシュールな話があったり
よしもとばななが書いたのかと思うような爽やかな話があったり
江戸川乱歩のパロディがあったり
いろんなテイストが詰まった短編集で、全体的にはかなり楽しめました!

私にはゴスロリの知り合いとかいないので
そういうファッションの人がどういう文学を好むのか全然わからないけど
この連載がどういう評価を受けていたのか興味あるところです。

今までの大槻ケンヂの小説といえば、オカルト的なものかバンド青春系かどっちかだったけど
この人にはまだまだまだまだ、いろんな引き出しがありそうです。
ヌイグルマーも読まなくっちゃ。
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by amica_bambina | 2009-01-25 21:36 | My Bookcase

ステーシー

ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫 (お18-16))
大槻 ケンヂ / / 角川書店
ISBN : 4041847176


いつもエッセイばっかり読んでて、小説はよしもとばなな以外全然読まないけど
最近オーケンのエッセイをいっぱい読んで、面白いし影響を受けたし、すごく好きになったので
「この人が書いた小説はどんなものだろう」と気になって読んでみました。

ゾンビ化した少女達を再殺するところの描写がエグいことは否めないし、
ホラー映画に慣れてる私もさすがに気持ち悪いと思ったけど、
小説としてすごく素晴らしい作品だと思う。

すごく効果的な上手い文が絶妙な箇所に挿入されていたり、
一話一話、語り手が一人称だったり三人称だったりして、全然違うタイプの書き方をしてて
でも最後まで読むと全部が繋がるという、そういう構成力もあるし。

それに、オーケンは神経の病気を患っていたから
そういう自分に言い聞かせるような教訓的なセリフがいろいろあったりして
私もすごく共感できた。

あとはエッセイにも出てくるような昔のネタとかのジョークが入ってたりして笑える面もあるし
全体的には切ない感じが漂ってて、やられました。
止められなくて、一晩かけて一気に読んでしまった。
小説も映画と同じように、いろんな可能性があるということを初めて思ったかも。
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by amica_bambina | 2008-07-12 00:14 | My Bookcase

変な映画を観た!!

変な映画を観た!! (ちくま文庫 お 48-1)
大槻 ケンヂ / / 筑摩書房
ISBN : 4480423249

いやー、ほんとに変な映画ばっかり紹介されてます。
「ゾンビ」を観てみたくなります。
けどツタヤになかった。

たまに有名な映画も紹介というか、オーケンの中では「ヘンムービー」として解釈されてて
的を得てたり、その発想にビックリしたり、かなり笑えます。

やっぱり文章の上手さも安心感があるし、大好き。
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by amica_bambina | 2008-07-11 01:26 | My Bookcase

オーケンのエッセイ

オーケンのめくるめく脱力旅の世界 (新潮文庫)
大槻 ケンヂ / / 新潮社

オーケンの散歩マン旅マン (新潮文庫)
大槻 ケンヂ / / 新潮社

行きそで行かないとこへ行こう (新潮文庫)
大槻 ケンヂ / / 新潮社
ISBN : 4101429219


大槻ケンヂさんのエッセイ、ものすごい面白いんですよ。
吉井和哉さんのエッセイに文体似てて、笑ける擬音とかいっぱい書いてあって。
でも正直、吉井さんの文章は「あまり本とか読まない人が書く文章」ってのが丸分かりで
そこがまた味で好きなんだけど、オーケンは教養があって本当に文章の上手い人って感じで
たまに「いかんともしがたい」とか昔の文語体になるのが面白い!

内容がまた、色んなとこに行って変なことに遭遇したことを上手いこと書いてて
ほんと読みながら1人で爆笑してしまいます。
で、たまに切ないところがまた素晴らしい。
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by amica_bambina | 2008-06-14 15:47 | My Bookcase