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コクリコ坂から

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正直ジブリは「千と千尋の神隠し」の後ロクな作品を作ってなくて見限ってたけど
今回こそは、意味の分からんファンタジーじゃないし
ノスタルジックな良い作品なんじゃないかと思って観に行きました。

でも、やっぱり期待を裏切られました・・・
映画としてもアニメとしても、クオリティが低すぎる。
ジブリは完全に過去の遺産になりました。

以下ちょっとネタバレありです。










まず音楽が最低。本当に最低。
昔のジブリは無音のシーンが多くて、沈黙の美みたいなものを感じられて好きだったので
この作品のBGMの多さ、音楽のボリュームの大きさにはかなり抵抗を感じました。

オープニングの時点で、せっせと朝の支度をする主人公の姿をバックに
異常に明るい意味の分からない歌がかかってて
全然トーンが合わないし、ものすごい嫌悪感を覚えてしまい
音楽が入ってなければ何倍もいいシーンなのに・・・と思いました。
そして、その嫌悪感は上映中ずっと消えず。
つまり、ずっとうるさかったです。

ストーリーも、90分程度で好きな先輩と自分が腹違いの兄妹ではないかという事件と
古い校舎取り壊しの反対運動を描こうとしても、全然尺が足りてなくてどっちも中途半端。
絵(人物の動き)も心理描写も雑だし、心を動かされる要素がビックリするほどなかった。
唯一良かったのは、あの美しくて切ない主題歌だけです。

主人公が管理している下宿屋の住人達と祖母というャラクター達も
全然活きてないから出てる意味がないし・・・
あれなら別に普通の家という設定でも良かったのに。

一番ひどいのが、あれだけ校舎の取り壊しに反対して理事長に直訴まで行ったのに
結局、理事長が「気持ちはよく分かったから、責任を持って別のクラブハウスを建てるよ」みたいなことを言って
それで「やったー!」みたいな展開になって、椅子から落ちそうになりました。
伝統ある校舎は潰れてもいいんか!!
集会で「古いものに目を向けないのは悪い」みたいに叫んでたくせに!

吹替えは、長澤まさみは声の表情が素敵だったけど
岡田くんは下手だったような・・・

いつものように、脇役にも豪華な俳優陣を起用してるけど
さっきも書いたように脇役のキャラが全然活きてないから役不足な感じで
誰がどの声をやってるのかすら判別できませんでした。
母親役の風吹ジュンは上手かった。

あとはどうでもいいことだけど、主人公の名前は「海」なのに
なんでみんなから「める」と呼ばれてるのかとか(Wikipediaを読まない限り分かり得ない)
広小路さんという下宿人が呼ばれる度に「ヒロコ叔父さん」にしか聞こえなかったり
当時の高校生は本当に「~したまえ」とか「諸君!」とかいう話し方をしてたのかとか
小さな違和感がずっと付きまとって、ひたすら残念でした。

自分が普段好んで観てる映画のジャンルとかけ離れすぎてるから
自分にはこういう作品の良さが分からなくなってしまったのかも知れないけど
でもやっぱり80年代~90年代初頭のジブリ作品と比べると、クオリティが低いとしか思えない。
何をどう間違ってこうなってしまったんだろう。
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by amica_bambina | 2011-08-10 21:22 | 日本映画 か行
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