[邦題:大人は判ってくれない] ヌーベルバーグの代表者フランソワ・トリュフォーの映画。 DVDには同監督による「あこがれ」という短編も入っていて、そっちから観ました。 ちょっとマレーナみたいな感じで、しかも17分で終わるから苦労なく観れたけど 本編の「大人は判ってくれない」は、開始5分で眠気が・・・ 翌日、朝なら眠くならないだろうと思って見直し。 やっぱり眠くなったし面白かったとは言わないけど、なんとか観終えました。 私にはヌーベルバーグは難解すぎる。 この映画は、ストーリーは難解ではなかったけど そこから何を受け取ればいいのかが難解で、全く何の感慨もなかったので なぜそんなに名画と言われているのかも分からなかった。 家庭でも学校でも怒られてばっかりの少年がちょっとした盗みや家出をして 最終的には矯正施設みたいなところに入れられて、そこも脱走して一人で海に行ったところで終わり。 この少年はそんなに悪いことをしたわけでもなく、かと言って良い子だったわけでもなく つまりものすごく普通の平凡な子供で、何も特別ではない。 家庭環境が不幸で毎日が大変なのは分かったけど、そんなに悲壮感もなく なぜか途中で急に家族3人仲良く映画を観に行って笑い合ったりしてたし あとはひたすら淡々と進んでいって、どうも心を動かされなかった。 もっと悪い子供や不幸な子供が出てくる映画はいくらでもあるし・・・ 特に実験的な感じも見受けられなかったけど 当時は不幸な子供が不幸なまま終わる映画がなかったから 今までになく新しい→素晴らしい!という評価になったんだろうか。 ヌーベルバーグ以前のフランス映画はどんな感じだったのか、 そこから勉強しないとヌーベルバーグがどれほど斬新で革新的だったか自体が分からないな。
by amica_bambina
| 2011-12-19 16:37
| Films "Q"
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