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百万円と苦虫女

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蒼井優ちゃんが、友達が1人もいなくて携帯も持っていないという変わり者の女子の役。
その割にはレストランで接客業やってて、ウェイトレス仲間と一緒にルームシェアをすることになるという
別に人間嫌いじゃないんやん、という矛盾のある感じで始まります。

まぁ色々あって、結局1人あてもなく放浪の旅に出た優ちゃんは
海の家でアルバイトしてはサーファーに惚れられて逃げたり
農村の桃もぎのアルバイトをしては住み込み先の青年(ピエール瀧)に惚れられた挙句
町興しのための「桃娘」にさせられそうになってまた逃げたりします。

そして最後にたどり着いた地方都市で、ホームセンターの観葉植物とか花を売ってるとこでバイトし出して
そこの先輩の森山未來くんと恋に落ちるという、ここがこの映画の一番の見所なんですが
2人とも演技が自然だし、人付き合いが苦手な設定だからぎこちなくて微笑ましかったりもどかしかったりで
非常に可愛い感じです。

未來くんが本当に自然で、バイトのシーンでは「こういう店員いるなぁ」という感じだし
告白したりするシーンもこっちまでドキドキしてしまう感じでした。
かっこよかったー。

なかなか良い映画だとは思うけど、やっぱり同じ30代女性監督として考えると
西川美和さんに比べて撮り方とかストーリーも稚拙に見えてしまって
つくづく西川監督はモンスターだなぁと思いましたね。
by amica_bambina | 2009-08-23 16:29 | 日本映画 は行
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