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Lady in the Water

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[邦題:レディ・イン・ザ・ウォーター]

もう初日に突っ走って観に行きました。
明日まで待てば、映画デーだから1,000円なんだけど
まぁ今日は比較的早起きしたし、明日じゃ混みそうだしと思って。

しかしチャリで数分の近所の映画館が混んでいた。
普段は閑散としているあの映画館の前が人だらけ。
横のパチンコ屋の駐輪場まで自転車が溢れてるし・・・

一体何があったんだ、まさかみんな「イルマーレ」を?と思ったら
違った、今日は「涙そうそう」の初日でもあったらしい。
私は、病気を武器にして客を泣かせるために映画を作ることや
「泣ける映画=いい映画」っていう日本特有の方程式が
あんまり好きじゃない、というわけでスルー。
30分前に来たのでレディ・イン・ザ・ウォーターは余裕でいい席をゲット。

今回は、おとぎ話ということです。
M・ナイト・シャマラン監督が、毎晩のように愛娘達に
語って聞かせていた自作の物語を、映画化してみたらしい。

だからちょっといつものシャマランの映画とは違う感じで始まり
いつも絶対子供が出てきて、映画の中で大きな位置をしめてるけど
今回は子供はちょこーっとしか出てない。
その代りというか、大きなアパートが舞台なので
色んな人種の人々が出てきた。

韓国人のおばちゃん(英語しゃべれない)とか
うるさいメキシコ人の家族とか。
ロスのアパートを思い出したなぁ。
この映画の舞台はフィラデルフィアだけど。

主役は「Sideways」のポール・ジアマッティとか言うおじさん。
いい味出してました!
「Sideways」はエンディングが良いだけで全く面白くなかったけど
この人は良かったもんなぁ。
今回は、アパートの管理人として地味に生きるおっちゃん役。

そのアパートのプールの底からやってきた水の妖精さんが
監督の前作「ヴィレッジ」にも出ていたブライス・ダラス・ハワード。
素朴な美しさのある女優さんで、演技も上手い。
彼女の英語の発音は、何だか綺麗な余韻?を残すので好き。

むかーしむかし、人類は水の中で平和に暮らしていたけど
陸に上がってからは殺戮が繰り返され、今の世の中が出来た。
水の妖精は、人間に昔のように美しい心を取り戻させるために
陸に上がって、自分の担当の?人間を探しに来ている。

その人間が見つかったら、大ワシが迎えに来て水の世界に帰れて
その後はこの世は美しく変わるらしい。
でも水の妖精の命を狙う獣がいるので帰れなくて大ピンチに・・・
みたいな設定。

ディズニーかジブリの映画かと思うような設定だけど
まぁ元々は子供用のおとぎ話なのでいいのです。
そしてシャマランのいいところは
このおとぎ話を、普通に現代のアメリカを舞台に撮ったところ。
そしてもちろん、ちょっとホラーチックに。

アパートの住人が、水の妖精を無事に帰すために
色々力を合わせたりするんだけど
まぁディズニー映画とかなら、みんな善人だから
そりゃー惜しまずに協力してくれるだろうけど
普通の都会の現代人が、誰も「そんなアホな話があるか」とか言わずに
何も疑わずに水の妖精とかを受け入れて
一生懸命助けようとしているところが美しかったなぁ。

人間と世界を動かすのは純真や善意であるべきだっていう
監督の祈りがこめられてる感じ。
これは前作の「ヴィレッジ」と共通している。

全ての事象には理由があって偶然ではないってのも
3作目の「サイン」と同じテーマだった。
今回はより「どんな人間でも生きてる意味がある」的な感じだったけど。

あと、過去にどんな辛い目にあった人でもやり直せるし
希望を持ち続けるべき、みたいなのは全作品に共通しているなぁ。

こういう古くさいメッセージを古くさくなく描けるって
すごい才能だと思うんだけど、変化球すぎて気づかない人も多いので
「意味わからん」と言われたり
単なるホラー映画だと思って観に行く人も多いので
「全然恐くなかった。最悪。」とか言われることも多い(泣

でもメッセージを受け取ってる人もちゃんといるから
世間の批評は気にせずに、これからもこういう映画を撮り続けて欲しい。

そんなシャマラン監督は、いつも自分の映画にカメオ出演するけど
今回は普通に登場人物の1人として出演して
セリフもいっぱいしゃべってた。
演技も上手いのよね・・・
インド系なので、すごい端麗な容姿だし。
昔よりカッコよくなってるのはどういうわけだろう。

でも全体的に、完成度は「ヴィレッジ」や「サイン」の方が上かなー
まぁ彼の映画は何回も観ないと難しいしな。

あ、そういえば「ヴィレッジ」でもあんまり子供出てなかった。
最初の3作(シックス・センス、アンブレイカブル、サイン)とは
ちょっと作風が変わってきてるし
ヴィレッジ以降は第2期って感じなのかしら。

そして英語の膨大なセリフを短くまとめて日本語字幕にするのって
やっぱり無理がありすぎるし、全然良くないものだ。
by amica_bambina | 2006-09-30 23:34 | Films "L"

いちげんさん

ICHIGENSAN いちげんさん
エドワード・アタートン / / ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B00005FXG0


タイトルから勝手に、芸者と中年の外人の話かと思ってたけど
実は盲目の女性(鈴木保奈美)とスイス人留学生の話でした。

京都に留学しているスイス人が、盲目の保奈美のところに
ボランティアで本の朗読(日本語で)しに行って知り合って
徐々に恋に落ちるって感じ。

かなり面白かった、スイス人の日本語がすごくて。
森鴎外の舞姫を朗読して、保奈美が質問したことに対して
「古い慣習から抜け出せなかったんじゃないでしょうか」とか言うし
長渕剛の「とんぼ」を熱唱したりするし・・・

映画のナレーションも彼で
日本人でも使わないような言い回しとかするのでかなり笑けた。
「下宿の台所はちょっと想像しがたいほど汚く・・・」とか。
『北の国から』の純のナレーションみたいだったなぁ。

でも映画は全くコメディーではなくて
京都の映像が美しかったし、鈴木保奈美も美しかった。
しかもすごいのが、瞬きもしないし眼球も全く動かないところ!
素晴らしい役者根性。

あと、スイス人が日本で外人として暮らしてる様子が
なかなかリアルだった。
ラーメン屋でスイス人が1人で食事してるシーンで
「おぞましい瞬間が訪れた」ってナレーションが入ったから
持病でもあるのかしら?と思ったら
何とカウンターの隣に座ってた日本人のおっさんが
「えーと、ジャパニーズフード、ユーライク?」とか
「アーユーアメリカン?」とか話しかけてきたのだった。

確かにおぞましいなぁ、私もアメリカで見ず知らずのアメリカ人に
わざわざ日本語で話しかけられたり「日本人?」って聞かれたら
気分悪かったもんなぁ・・・と共感できた。

あと日本食のレストランなのに外人だからってナイフとフォーク出されて
怒って「すいません、お箸お願いします」って怒鳴ったりとか
特別扱いされる辛さがよく描かれていた。
原作は何人か知らないけど、外人が書いた小説らしいけど
彼も日本で同じような経験したのかも。
by amica_bambina | 2006-09-24 23:42 | 日本映画 あ行

12人の優しい日本人

12人の優しい日本人
塩見三省 / / ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B00005HNT4


三谷幸喜が劇団時代に作った作品の映画化。
監督したのは別の人。
昔WOWOWとかで観たことあって、また観てみたかったので借りた。
三谷軍団の梶原善さん、相島一之さんが出てます。
豊川悦司も出てます。

三谷幸喜の天才ぶりがよく出てる話だと思うんだけど
しかしこれもけっこう飽きます。
12人の陪審員が、ある事件の被告が有罪か無罪かについて
話し合ったり口論になったりして結論にたどり着くまでの映画なので
場面転換とか何もなく、ひたすらその部屋の中のみだし。

でもじっくり観てると本当によく出来てて面白い。
三谷幸喜はただのコメディーよりも
こういうやつの方が才能発揮できてそう。
「古畑任三郎」とか「振り返れば奴がいる」とか。
by amica_bambina | 2006-09-24 23:41 | 日本映画 さ行

One Flew Over the Cuckoo's Nest

カッコーの巣の上で
ジャック・ニコルソン / / ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B000M2DMAG



言わずと知れたジャック・ニコルソン主演の名作。
アメリカではこの映画が流行った頃
精神病院のことを「カッコーの巣」と言ったりしていたほど有名らしい。

私は映画好きなくせに90年代以降の作品しか観ないので
たまには昔の名作でも観てみようと思って借りてみたけど
やっぱ無理でした。
何か観る気がなくなって、途中で止めちゃった。

きっと素晴らしい作品なんだろうけどね・・・
テーマは「精神異常者が本当に病気なのか演技してるのか
見分けることは出来るのか」みたいな感じかしら、たぶん。
こういう重いの好きだし、将来リメイクされたら観よう。
by amica_bambina | 2006-09-24 23:40 | Films "O"

La Marche de l'empereur

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[邦題:皇帝ペンギン]

例のフレンチドキュメンタリー。
確かに素晴らしい、ペンギンは偉いし大変だってのがよく分かる。
でも1時間半もペンギンと南極の氷だけ見続けるのはキツい。
途中で飽きるので、2日に分けて観ました・・・

あと、字幕じゃなくて吹替えで観た方がいいってのは本当です。
動物のドキュメンタリーだからナレーションしか入ってないので
吹替えでも問題ないし(演技が伴わないから)
字幕読んでたらペンギンがしっかり見れないしね。
by amica_bambina | 2006-09-24 23:39 | Films "M"