人気ブログランキング |

<   2008年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧

Lolita

a0003632_1154065.jpg
[邦題:ロリータ]

1962年のキューブリック版です。
ヒッチコックのサイコが1960年だったことを考えると、
そんなにインパクトのない映画かなぁと思うんだけど・・・
これでも当時はセンセーショナルだったんだろうか?
撮り方も別に普通で、面白みがなかった。

規制が厳しいから仕方ないけども、
ハンバートとロリータが性的関係を持っていることを暗示するようなシーンすらほとんどなくて
ハンバートの異常性やロリータの魔性もあんまり見えてこない。

ロリータはものすごく可愛くて、それこそ「ロリータ」の見本のような顔してるんだけど
清潔すぎる感じがして、歪んだイメージが一切なくって
1997年のエイドリアン・ライン版のドミニク・スウェインの方が説得力あったなぁ。

クイルティは、なんかものすごい変人的な描かれ方をしていて面白かったけど
あんな変な感じの人に少女が惚れるか?という疑問もあります。
まぁロリータもちょっと異常だったんなら、ありなのかなぁ。

どうもキューブリックらしさが感じられないし
世間ではこっちの方がライン版より評価高いけど、私は逆です。
ライン版の方が文芸的で美しく仕上がってたと思うし、
後ろめたい感とか悲しさが伝わってきて良かった。
by amica_bambina | 2008-10-19 15:29 | Films "L"

La Sconosciuta

a0003632_22464634.jpg
[邦題:題名のない子守唄]

ちょうど1年前に映画館で観て、けっこう良かった印象があったので、
レンタルでまた観てみました。
けっこう暴力的でショッキングなシーンもあるし、過去と現在の関連性が混乱を招いたり
謎解きが難しい部分もあるけど、エンディングが素晴らしい映画です。
どんでん返しという意味でも、その後の締めくくりも、素晴らしい!

ちょっとネタバレ注意!

初めて観る時は、ずっと主人公が何者なのか、彼女の行動の意図や目的は何なのか
恐ろしい回想シーンで見え隠れする彼女の過去は一体どういうものなのか
解らないまま観ないといけないので、頭に「?」が浮かんだ状態が続きます。

でもだんだん解ってきて、まさか過去がこんなに壮絶なものだったとはと驚かされて
そのうえ主人公が信じてきたものが偽りであったという衝撃のどんでん返しにさらに驚かされて
あんなに努力したのにひどい・・・となってあまりの可哀想さに号泣。
でもその真実より、努力の結果が勝ったという救いのあるエンディングでさらに号泣。

救いのある明るいエンディングにしたところがイタリア映画らしくていいなぁと思うんです。
これがフランス映画とかだったら、ひどい・・・となったところで終わりにしちゃって
後味は最悪、でもカンヌでは絶賛されるという感じになると思うけど。

後味が悪くてもネガティブな結末にちゃんと意図や深い真理がある映画ならいいんだけど、
この映画の場合「努力は全て無意味でした。」で終わっちゃうと
映画自体がそれこそ無意味になる気がするし。

あと、過去の回想シーンで幸せだった部分だけ金色の光に包まれた感じの色合いになってて
あとは回想シーンも現実のシーンも全部暗い色調なのもいいなぁと思う。
やっぱりトルナトーレってものすごいフィルムメーカーなんだなぁ。
by amica_bambina | 2008-10-19 14:58 | Films "S"

My Blueberry Nights

マイ・ブルーベリー・ナイツ スペシャル・エディション
/ 角川エンタテインメント

ウォン・カーアイの映画を意外と観たことないんですが、
これはオシャレそうだと思って借りてみました。

確かに映像はものすごーく綺麗で、ピントの当て方とかも素敵だった。
ストーリーも、ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの2人の関係はすごくいいと思うんだけど
ノラがニューヨークを離れて色んなとこで色んな人に出会って人生勉強的なことをする部分が
正直どうでもよかった・・・

そこの部分がなくても、私はジュードとノラの小さいラブストーリーだけにまとまってても
この映像と音楽なら綺麗で可愛い作品になったと思う。
by amica_bambina | 2008-10-19 13:22 | Films "M"

涙そうそう

涙そうそう スタンダード・エディション
/ アミューズソフトエンタテインメント

テレビで今まさに観終わりましたが、何これ・・・
映画として全く成立してなかったし。

最初の方は、2人とも可愛いし沖縄弁も結構うまいし、良い感じで進んでたのに。
後半のあのなし崩し感は一体・・・

映画中の全てのエピソードの意味をなくすあのめちゃくちゃな終わり方。
何これ、前衛映画?
出演者も、脚本読んだ段階で「これおかしい」って気づかないかなぁ。
by amica_bambina | 2008-10-05 22:54 | 日本映画 な行

Enchanted

魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション
/ ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

ネタバレ注意!





これはくだらないものを作るつもりで作ったんだろうなぁという感じでした。
確かに、ディズニー自らがディズニーのお姫さまアニメを皮肉ったパロディの部分は楽しいし
お姫さまが実写の現実世界でも異常にピュアでポジティブなのが、
ある意味Legally Blondeのエルの役みたいで面白い。
何と言っても最後、王子さまとお姫さまがくっつかなかったところは素晴らしい。

しかし、かと言って、アニメ世界のお姫さまがそのまま実写の現実世界の男性とくっついて
その男性のフィアンセだった女性が、アニメ世界に移り住んで王子さまとくっつくという
2カップル入替えでのハッピーエンディングは・・・アホくさいし一番非現実的。

こんなくだらない映画のために一生懸命美しい楽曲を作ったアラン・メンケン、
オスカーノミネートは当然の報いだったと思う。
by amica_bambina | 2008-10-05 18:37 | Films "E"