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Blue Valentine

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[邦題:ブルーバレンタイン]

脚本を書いた人はよっぽど結婚に対するイメージが悪いのか、自分の結婚生活が最悪なのか
とにかく「結婚したら人生終わり。結婚は最悪」と言いたいとしか思えない内容でした。

ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズがホワイトトラッシュ的な夫婦。
夫は高校中退で全然稼げず、昼間から酒ばっかり飲んでて
妻は本当は医者になりたかったけど、妊娠して結婚したからその夢を絶たれて
今は看護師として働いてて、旦那にも生活にも不満を持っている。
しかも子供の父親は夫ではない可能性が高い。

破綻した結婚生活の合間に、2人が出会って恋に落ちて結婚するまでの回想シーンが
ちょこちょこと挿入されてて、今の冷めた関係との対比を見られるようになっています。
でもその回想シーンも特に心を動かされるようなものではなく、むしろ自業自得だろうと思ってしまう感じ。

こういう所謂アメリカの負け犬的な人達の映画はたくさん観てるけど
この映画に関しては、「妊娠して結婚=最悪の人生」みたいな表面的な描き方で
なぜ夫婦関係がここまで悪化したのか、明確なきっかけや理由は描かれてないし
そこまで絶望的な貧乏でもないし、あまり感慨が持てなかったです。

「愛は永遠に続かず、冷めてしまうものである」とかいう文学的なテーマや芸術性は感じなかったけど
「こうなりたくなかったら、ちゃんと高校と大学卒業して避妊しろよ」という教育映画としてはいいかも・・・

やっぱり機能不全家庭で育った子供は、まともな家庭というのがどういうものか知らないので
結婚してもそれを作れるわけがないよなぁとは思った。
だからそういう人は結婚しない方がいいんだろうけど、家族と縁を切りたいから
恋愛や結婚に走ってしまうという、ACの負の連鎖は何世代も続いていくんだろうな。

2人の失望しきった感じの演技は良かったです。
ミシェル・ウィリアムズはドーソンズ・クリークに出てた頃から全然変わらない。
ヒース・レジャーが亡くなった頃は辛かっただろうけど
その後かなり活躍してキャリアアップしてて嬉しいです。
by amica_bambina | 2011-10-30 19:40 | Films "B"

Killers

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[邦題:キス&キル]

Kiss & Killが原題だと思ってたので、映画が始まってKillersと出てビックリ。
そんなシンプルなタイトル、こけるに決まってるでしょうと思った。

運命的な出会いをして結婚した旦那が元殺し屋だったというベタなロマコメでした。
最近のロマコメはクオリティが下がってるなぁ・・・
1990年代後半~2000年代前半は、いいのがいっぱいあったのに。

アシュトン・クッチャーは相変わらず格好いいけど
ヒロインのキャサリン・ハイグル?はどうもプレーンすぎる感じで苦手。

ストーリーはベタだけど、やっぱりアメリカのコメディはセリフが面白いなぁと思った。
皮肉たっぷりなジョークが、日本人にはないセンスで好きです。
by amica_bambina | 2011-10-30 18:50 | Films "K"

Inception

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[邦題:インセプション]

評価は高いものの、ディカプリオも渡辺謙も好きじゃないし興味がなくて観る気がなかったのですが
友達から「難しくて寝た」「でも気になってネットで内容を調べたら面白かった」
「渡辺謙の英語の発音がだいぶ良くなっていた」という意見を聞いて、気になって借りてみました。

「夢の中に入って、夢の中でもさらに夢の中に入るのを繰り返して何層も潜っていく」と聞いて
かなり科学的で理系な匂いがするし、私はマトリックスとかも全く理解できなかったタイプなので
難解すぎて自分には無理だろうと、最初から諦めてたし
英語を聞くだけではますます理解が追いつかなさそうなので、日本語字幕も出して観始めました。

案の定、最初の20~30分は意味が分からなくて観るの止めようかなと思ったけど
渡辺謙がインセプション(標的の夢に入って潜在意識に自分に有利な思考を植えつける)を依頼した辺りから
「なるほど、そういうことか」と分かってきて、面白くなってきました。

そして噂どおり、みんなで3層の夢に潜って任務を遂行していって
ちょっと失敗してもう1層深く潜ることになったけど、それぞれの層での情景が全然違うので混乱はせず
とりあえずストーリー展開は全部理解して、最後まで観ることが出来ました。
内容もかなり面白かったし、視覚的な表現が優れていて良かったです。

理系の友達は挫折したのに、なぜSFやアクションが嫌いな文系の私が
最後まで飽きずに観ることが出来たのか。
内容の面白さ、脚本力の高さ以外の要因を考えてみました。

①英語のセリフと日本語の字幕、両方の情報を取り入れたため理解力が高まった
日本語字幕のみに頼るしかない場合、圧倒的に情報量が足りなすぎて理解するにも限界がある。
その場合は、日本語吹替え版の方がマシだと思われる。

②ディカプリオと渡辺謙以外のキャストが、よく知ってる好きな俳優ばかりで観やすかった
キリアン・マーフィー、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、ジョセフ・ゴードンレヴィット、マイケル・ケインは
映画ファンに取ってはオールスターでものすごく魅力的なキャスティングですが
普段こういう超大作・話題作しか見ない人には、あまり馴染みがなさそうだから
知らない人ばっかり出てるとなると、集中力を持続させるモチベーションが下がる可能性がある。

③ブルーレイを借りたから映像が綺麗だった
まぁこれは蛇足だけど、さすがアカデミー視覚効果賞受賞作。
ブルーレイにして良かったです。


細かい部分で疑問点があったのでもう一回観たら、理解できた点もあったけど
理解したからこそのつっこみどころもいっぱい出てきました。
ネット上でも色々議論されてるし、どうやらプロットホールだらけ。

①そもそも、ディカプリオの職業(他人の潜在意識から機密情報などを盗むスパイ)には無理がある
夢の中で盗んだ物を、起きた時に物理的に手に持っていることは不可能。
特許の明細書のような長文だった場合、全て暗記することも不可能。
暗記できたとしても、目が覚めた時までその記憶を完全に保持できているのか?

②なぜディカプリオの妻と子供達ばかりが、他のメンバーの夢(潜在意識)に登場するのか
それが誰の夢であろうとも、夢を共有しているメンバーの潜在意識の投影は現れ得るようだけど
それなら他メンバーの潜在意識の投影もたくさん出てこないとおかしい。

③トーテムはインセプション実行中に全く活用されていなかった
エレン・ペイジはわざわざトーテム作ったのに。
妻のトーテムのくだりを登場させるためだけにトーテムの説明が必要だったんだろうけど
なんか蛇足な気がした。

④渡辺謙に、ディカプリオの妻殺害容疑を抹消させる権力なんてあるのか
国外に逃亡した指名手配犯の記録を消すなんて
FBIとか、アメリカ政府レベルで買収しないと不可能なはず。
いくら航空会社を買えるほどの富豪でも、日本人にそこまでのコネがあるものなのか。
もしくはマフィアと繋がってるとか?

⑤ディカプリオ達は、ターゲットのキリアン・マーフィーを仲間だと思い込ませて夢を共有する。
その夢の中で、夢がアドリアネによって予め設計されたものであることや
この夢はイームスの物であることなど、どう考えてもキリアンに聞かれたらダメなセリフを連発しているが
キリアンが普通に受け入れているのはなぜ?


渡辺謙の英語は・・・まだまだカタカナ発音の域を抜けきれてなかったです。
ディカプリオは、他の作品の時よりよく見えた。
他のキャストは本当に絶妙で良かったです。

まぁ色々おかしい部分が多いのはノーラン監督のいつものことだけど
映画の進化が感じられたから、観て良かったです。
技術面だけじゃなく、発想力、脚本の執筆力、表現力の進化という意味で。
by amica_bambina | 2011-10-27 14:03 | Films "I"

Sympathy for Delicious

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[邦題:シンパシー・フォー・デリシャス]

私の一番好きな俳優、マーク・ラファロの初監督作品。
俳優養成所の仲間でありルームメイトであったクリストファー・ソーントンが脚本を書いたものを
ソーントン本人の主演で映画化した作品で、サンダンスで審査員特別賞を受賞しました。

この映画を楽しみにしてた日本人って何人くらいいるんだろう。
インディ系の地味な映画なので、アメリカでも単館上映だっただけど
ほぼ同時期(今年4月)に日本でもひっそりと都会のミニシアターで公開はされたみたいです。
迂闊にもその情報を逃してしまい、劇場公開されてたことを知らなかったので
DVDを借りてやっと観ることが出来ました。

事故で車椅子生活を余儀なくされ、家も仕事も失いホームレス化した主人公が
ふとしたきっかけで、自分の手には他人の病気や怪我に対する治癒能力があることに気づき
その能力をいろんな人に利用され、自らもその能力に踊らされて堕落して
最終的には気づきと、必要であった癒しを得る、という話。

出演者が豪華で、これはひとえにマーク・ラファロの俳優としての厚い人望によるものでしょう。
主人公を支援するが後に裏切ることになる神父をラファロ本人が演じ
売れるために主人公の能力をパフォーマンスに取り入れようとするバンドのボーカルがオーランド・ブルーム、
ベーシストはジュリエット・ルイス、バンドの悪徳マネージャーはローラ・リニー。
素晴らしいキャスティングで、みんな良かったです。

メイキングのインタビューによると、主人公の問題は足が動かないことではなく
自分勝手な性格や、障害を受け入れる強さがなく自堕落な生活を送っていることであり
それらを克服することが彼にとって必要な癒しである。
人間は、欲がっているものとは違ったとしても必要なものは与えられる、というのがテーマだそうです。
確かに、そういうふうに思えるようになると救われる気がする。

脚本・主演のクリストファー・ソーントンは、本当に事故で車椅子生活になった人で
障害を受け入れられず苦しんだ経験からこのストーリーを生み出したとのこと。

障害者本人が作った作品だけあって、よくある偽善的で綺麗事なお涙ちょうだい系ではなくて
人間の欲の汚さをメインで扱っている点が良かった。
エンディングも、ちょっと不条理な感じがしたけどさらっと終わってます。

でも、まだまだ脚本も監督力も熟してない感じで、評論家からの評価も低かった。
前半の富と名声を得る過程は安直だし
治癒能力をバンドパフォーマンスに組み込んで話題になって売れるっていうのも、ちょっと無理がある。
後半も、疑問が残る部分が多かった。
でも映像は美しいし製作者の熱意も感じられる、返却する前にもう一度観てみようと思える作品です。

それにしても、実際アメリカの都会では車椅子に乗ったホームレスをよく見かけるけど
アメリカでは障害年金とかのシステムはどうなってるんだろう。
戦争に行って負傷した元軍人は一生生活が保障されてそうだけど、それ以外の障害者は??
by amica_bambina | 2011-10-27 12:42 | Films "S"

SOMEWHERE

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[邦題:SOMEWHERE]

ソフィア・コッポラの長編第4作目。
この人は西川美和監督のように、ストーリーを一から自分で考えて脚本を書くし
アメリカ人女性で初めて、しかも最年少でアカデミー監督賞にノミネートされた人なので尊敬してますが
私はこの人のスタイルが好きなわけではないんだなぁと実感。

ロスト・イン・トランスレーションは大好きだけど
後の3作は、この映画も含めて全然良さが分かりませんでした。
映像の美しさは好きなんだけど、もうちょっと深みが欲しいといつも思う。
ふわふわしてて、ガーリーすぎるのかも知れません。

この作品は、ハリウッド俳優の孤独感や倦怠感と
離婚した妻との間にいる11歳の娘との交流を描いてます。
元妻が「しばらく留守にする」と言って失踪したので、仕方なく娘と暮らすことになって
だんだん精神の健全さを取り戻すような感じ。

主人公はネズミ顔のスティーブン・ドーフ。
娘役はエル・ファニングで、どう見ても11歳には見えなかったけど自然体で可愛かった。

なんか、邦画の「めがね」とか「マザーウォーター」並みに何も起こらず
淡々と美しいカットが繰り返される感じで、これは映画館に観に行かなくて良かったかもなと思いました。
起承転結がなく美しい映像が続く感じは、ガス・ヴァン・サントの映画に近いものがあるかも知れない。
同じ系列でも、ヴァン・サントの映画はガーリーじゃないから好きなんだけど。

映像の美しさは言うまでもなく、観心地は良いです。
LAの明るい太陽の光の使い方は最高でした。

それにしても、LITとの類似点が多すぎたのが気になりました。
大げさに言うと、LITのシャーロットが11歳の娘に変わっただけとも言えなくはない。

・主人公は落ち目のハリウッド俳優で、常に空虚な表情をしている
・娘がいる
・ホテルに滞在している
・ホテルで、アメリカ映画またはテレビドラマの外国語に吹替えされたやつを見る
・ホテルのプールで泳ぐ
・ホテルで知らない女性と体の関係を持つ
・仕事で海外に行く
・海外で現地のスタッフにわざとらしいくらい厚く歓迎される
・海外でよく分からないテレビ番組に出演してとまどう

忘れたけど他にもあると思います。
もうちょっと違うアイディアなかったのかなぁ・・・
そして、エンディングがどうしても意味が分からなかった。

まぁソフィア・コッポラの映画はいつもふわふわしてるとは言え
毎回その才能の違う側面を見せてくる感じなので、これからも観続けるとは思います。
どうかLITを越える作品が生まれますように。
by amica_bambina | 2011-10-26 01:45 | Films "S"

DVD 眠れる森の美女(パリオペラ座)

デアゴスティーニのバレエDVDコレクション第3号です。
詳細はこちら

パリオペだから期待してたけど、やっぱりアリーナ・コジョカル主演の英国ロイヤル版に比べると
どうしても見劣りしてしまい、逆にますますコジョカルの凄さが分かったという感じでした。

主演のオレリー・デュポンは、やっぱり顔がコールドの誰よりもでかい・・・
しっとりしたイメージの女性なので、こういう元気なお姫さま役はあまり合わないような気もする。

第3幕の結婚式のシーンでは、なぜか白髪かと思うようなウィッグをかぶってて変だったし
メイクもやたら濃いし、そういう点でもロイヤル版の方が良かった。

第2幕の幻想のシーンも、オーロラ姫の衣装は第1幕と同じだったし
コールドの衣装も、なんか幻想的ではない普通っぽい感じで残念。

リラの精も、ロイヤル版ではクラシックチュチュだったけど
こちらは魔女と同じような髪型とドレスで、あまり妖精らしさがなかったです。
他の妖精たちはクラシックチュチュだったけど、プロローグのこの妖精たちの踊りが長く感じた。

第3幕のディヴェルティスマンは、赤ずきんがいなかったりちょっと省略されてたけど楽しかったです。

眠れる森の美女は、カリフォルニアで観たマリインスキー版はすごく感動したし
ロイヤル版はコジョカルの魅力が最高だけど、パリオペは何か決め手に欠ける感じ。
同じ演目でも、やっぱりカンパニーによってこんなに変わるんだなぁ。
これからも観る目を養っていきたいです。

次号は、ロイヤルのロミオとジュリエット。
ABTのを観たことはあるけど、当然ロイヤルの方が本場イギリスだし期待します。
by amica_bambina | 2011-10-26 00:42 | クラシックバレエ

白夜行

白夜行 [DVD]

ポニーキャニオン



WOWOWの無料放送で観ました。
ドラマ版を観て内容は知ってたので観やすかったけど
もし原作も読んだことなくて、ドラマも観てなくてこれが初めてだとしたら
観にくいんじゃないかという作り方だったような・・・
2時間半は長いし、全編にわたって暗くて重いし、主役の2人の関係も分かりにくそうだし。

ドラマ版よりも2人の過去の描き方が重くて
子供がこんな目に・・・と思うと可哀相で泣きそうになる部分もありましたが
雪穂は完全に悪女として描かれてました。

ドラマではもうちょっと人間らしい感情を出してた気がするし
亮司との絆もしっかり描かれてたけど、映画では大人になった2人が絡むシーンは一切なくて
最後まで雪穂の感情が全く見えなかったし
なんか亮司が利用されてるだけみたいで可哀相でした。

船越英一郎(刑事)があのヒントだけで全貌解明にたどり着いたのが納得行かないし
亮司に対する息子のような感情も、最後にいきなり噴出してて不自然な感じがしたので
原作ではどういうふうになってるのか気になる。

あと、昭和55年からストーリーが始まるけど
雪穂が住んでたのがスワロウテイルの阿片街かと思うようなスラム街で
1980年の東京周辺にあんな場所あったのか?という感じだった。
でもまぁ大阪のあいりん地区ならあり得る光景だから
東京にもあったのかも知れません。

原作は大阪が舞台で、ドラマ版で武田鉄矢の下手すぎる大阪弁が気持ち悪かったけど
この映画では完全に全員標準語だったし、関東が舞台だと思います。
その方が間違った大阪弁を聞かなくて済むので良かった。

高校時代のシーンでも、雪穂と友達が懐中電灯を照らしながら下校してて
いや、1986年の住宅街ってそんなに街灯なくて暗かったか?とも思いました・・・
別に田舎のあぜ道とかじゃないのに。

それ以外は、女子の顔立ちや髪型、服装などはすごく80年代っぽかった。
雪穂の特別な美しさを演出するためか、堀北真希以外の女性キャストはみんな揃ってブサイクで
でもそれが妙に80年代の一般女性っぽいルックスで、リアルでした。
雪穂だけはずっと前髪を斜めに流してて、80年代に見えなかったけど。

堀北真希は、今まで演技が上手いと思ったことはないけど
悪女ぶりは意外とけっこう怖かったです。
でもなんかあどけないから、結婚した後の年齢を演じるのは無理があったかも。

高良健吾は今回初めて観たけど良い俳優になりそうな感じがしました。
もうちょっとこの人の演技をしっかり見せて欲しかったなー
雪穂中心で、亮司は目立たない感じだったので残念。
でも最後のシーンはグッと来ました。

東野圭吾は「流星の絆」が面白かったし
原作でこの「白夜行」のストーリーはどのように描かれてるのか気になるので
明日さっそくブックオフに買いに行こうと思います。
by amica_bambina | 2011-10-02 23:18 | 日本映画 は行

DVD ラ・シルフィード(パリオペラ座)

「ラ・シルフィード」(全2幕) [DVD]

パリ・オペラ座バレエ団 / TDKコア



演目:ラ・シルフィード
カンパニー:パリオペラ座
ダンサー:オレリー・デュポン、マチュー・ガニオ
収録:2004年

ラ・シルフィード初観賞。
スコットランドが舞台のため、人間の衣装はみんなタータンチェックでクラシックバレエっぽくなかった。
でもそのおかげで、妖精の真っ白なロマンチックチュチュが余計映えて綺麗でした。

男性は全員ひざ上丈のワンピースにハイソックスという衣装で
なんか変な女装コスプレ集団にも見える。
しかもジャンプしてスカートがめくれると、中にはいてるブルマ的なものが見えるし
マチュー・ガニオは胸元からニコラス・ケイジばりの胸毛が見えてて、すごいことになってました。
だんだん見慣れてくるけど、出来たらせめてタイツだけでもはいて欲しい・・・

オレリー・デュポンは、「エトワール」で髪を下ろして私服でインタビューを受けてた時すごく綺麗だったけど
顔がかなり大きくて、ロマンチックチュチュを着ると足の長さも分からなくて全身のバランスが悪いし
見た目的にはシルフィード(妖精)が似合わないような気がしましたが
さすがにダンスは美しかった・・・けどやっぱり顔は誰よりもでかかった。

でも最後に羽根が抜け落ちて死ぬシーンで
羽根が抜けた後の体の動きが、明らかに重くなって
妖精ではなくなった感が伝わってきたのはすごかったです。
それまでのダンスでいかに妖精っぽく、軽く見せていたのかが分かりました。
あと羽根が衣装から抜けるトリックも、どうやって外してるのか不思議でした。

マチュー・ガニオは顔は要潤だけど、すごく柔らかく軽やかな踊り方で素敵でした。
さすが飛び級でエトワールに任命されただけのことはある!
やっぱり若いって素晴らしいと思いました。

第一幕のエフィ役の人も可愛らしくてパドトロワも良かったけど
やっぱり第二幕の妖精のコールドが一番素敵でした。
白鳥やジゼルとはまた違って、森に妖精がいるとしたらまさにこんな感じだろうなという
可愛さ、清潔さがありました。

ストーリーも構成もシンプルで見やすいし、好きな演目かも。
アリーナ・コジョカルのシルフィードをぜひ観てみたい!

あとやっぱり、パリオペラ座のクオリティやセンスが好きです。
来日公演してくれないかなー。
by amica_bambina | 2011-10-01 13:53 | クラシックバレエ